「手拍子が解禁」「観客は最大5000人以下を継続」Jリーグがコロナ対応ガイドラインを改定

2020年08月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

鳥栖の集団感染を受けて新たな項目も追加

Jリーグは社会情勢を反映させ適宜ガイドラインを改定している。(C)SOCCER DIGEST

 Jリーグは8月25日、一部改定した「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」を公開した。

 今回変更されたのは大きく次の3点だ。

 一つは、チームの移動や宿泊に関するプロトコルに、移動中の食事に関する項目が新たに設定された。

 これは、サガン鳥栖で発生した集団感染を受けて、専門家から指摘されたもので、移動中には食事を慎むことが推奨されている。

 二つ目は、前日に政府が発表した大規模イベントの開催制限の方針に則り、9月6日までとしていた最大人数5000人またはスタジアム収容人数の50%のいずれか少ない方という現行のルールを9月30日までに延長した。

 それに伴い、一律ビジター席の設置なし、アルコール販売なしの状況が継続される。
 
 最後は、理由や線引きが難しかったスタジアムでの観戦ルールが見直された。

 拍手が容認されていた一方で手拍子は不可となっていたが、再開後の状況を鑑みて、直接の感染リスクが低いと判断された手拍子は解禁された。

 さらに、禁止事項についてはそれぞれ禁止とする理由を明記するなどガイドラインの分かりやすさという部分にも手を加えた。

 なお、スタジアムでの注意喚起の掲示物の書き換えをはじめとした運用に際しての準備期間が必要となるため、前回のガイドライン更新時に定められた9月6日までは従来のルールで運用される。手拍子などが解禁される新ガイドラインは7日以降の適用となる。

 Jリーグは「適用期間に混乱があると思いますが、ご理解を頂ければと思っております」と呼びかけた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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