「これからの活躍が楽しみ」FC東京の長谷川健太監督が母校の後輩・内田篤人にエール!明日の鹿島戦については…

2020年08月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

中2日での試合に「総力戦で戦っていくしかない」

「ウッチーに続くような選手が出てきて欲しい」と母校の後輩たちにもエールを送った長谷川監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 FC東京の長谷川健太監督は8月25日、試合の前日練習後にオンライン取材に応じ、清水東高の後輩、内田篤人へエールを送った。

 明日開催のJ1リーグはACL(アジア・チャンピオンズリーグ)出場チームの日程を考慮し、変則的に開催される。FC東京は、ホームで第26節の鹿島アントラーズ戦を前倒しで行なう。

 長谷川監督は、「鹿島の事は分かりません。自分たちのサッカーをやることしか考えていません」と語り、23日の試合でその鹿島のユニホームを脱いだ母校の後輩についてこう語った。

「ウッチーは東高のなかでも、非常に実力があって、人気もある後輩の一人です。そういう後輩が現役を引退してしまうというのは寂しいですね。今、Jリーグで活躍している清水東高校の後輩、卒業生は、数も少なくなってきて、そういう意味でも母校の後輩たちから、もっともっとウッチーに続くような選手が出てきて欲しいなと思っています。

(内田篤人は)まだまだ若いですし、これからいろんな意味でサッカー界に貢献してほしい。多方面で活躍できるようなスター性も持っている人間ですし、これからの活躍を楽しみにしたいなと思っています」
 
 中心選手が抜けたのは鹿島だけではない。FC東京もこの1か月あまりで、MF橋本拳人がロシアのロストフへ、DF室屋成がドイツ2部のハノーファーへ移籍している。

 日本代表にも選出されている主力2人の流失にも、長谷川監督は「チームの士気という部分でも非常に上がってきているので、そういう意味では一戦一戦どの試合も勝負だと思いますし、今シーズンのチームにとって(明日の鹿島戦は)非常に大事な一戦になると思っています」と意気込みんだ。

 前節の湘南ベルマーレ戦ではアンカーにユース出身の3年目・品田愛斗、右SBに高卒2年目の中村拓海という若武者をスタメンに据え、3-0で勝利した。

 中2日で迎える鹿島戦に向けては「ACLに出ているチームにとっては仕方がないことだと思うので、総力戦で戦っていくしかない」と言い、「鹿島がどうかというよりは、自分たちのサッカーを90分間通してできるかどうかということだと思っています」とチーム内の競争に手応えを感じているようだ。

 ともにチームの"支柱"が抜けて迎える明日の対戦で、どのような結果を残せるか。クラブとしての総合力が試されそうだ。

【動画】若手も躍動!3-0と完勝した湘南戦のハイライト

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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