内田篤人が古巣に移籍した遠藤渓太にエール! 海外へ挑戦する日本人選手には「すぐ帰ってくるではなく…」

2020年08月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「(海外移籍は)みんながみんなもらえるチャンスじゃない」

内田が引退会見で、海外へ挑戦する日本人選手に熱い檄を飛ばした。©KASHIMA ANTLERS

 8月23日に13年半の現役生活にピリオドを打った鹿島アントラーズのDF内田篤人が、翌24日の引退会見に出席。記者から多くの質問が飛ぶなか、自身も1年間在籍したウニオン・ベルリン(ドイツ)に横浜F・マリノスから期限付き移籍した、遠藤渓太についても言及した。

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 遠藤は東京五輪世代で、昨年はE-1選手権でA代表デビューも果たした逸材。今年7月にドイツ1部のウニオン・ベルリンへレンタル移籍し、初めて海を渡った。この若武者について内田は、「良い時期、悪い時期、これから来ると思いますけど、安定したパフォーマンスを見せてほしい。試合に出続けて、活躍してほしいなと思います」と期待を込めた。

 自身もドイツで2010年から8年間に渡ってプレー。現在はブレーメンの大迫勇也や、フランクフルトの長谷部誠、鎌田大地、シュツットガルトの遠藤航らがドイツの地で戦っている。さらに近年多くの日本人選手が海外でのプレーを求め、日本を離れる傾向にある。そんな選手らには、「勝負をしてほしい」と熱い檄を飛ばした。
 
「最近よく海外に出ていく選手が多いんですけど、一発目でシャルケやドルトムントで活躍してくれる選手が出てきたら面白いなと。もちろん行って勉強するっていうよりは、勝負をしてほしいなと思います」

 また海外移籍は「みんながみんなもらえるチャンスじゃない」とし、「行ったからにはすぐ帰ってくるではなく、長く活躍してほしい」とコメント。長谷部誠(ドイツ・フランクフルト)、川島永嗣(フランス・ストラスブール)、吉田麻也(イタリア・サンプドリア)らの名前を挙げ、「ああいう風に自分の地位を確立できるぐらい活躍していってほしいなと思います」と後輩らにエールを送った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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