「夢の三冠王者だ!」「記録的な強さ…」“CL史上初”の無敗優勝を達成したバイエルンに独メディアも驚嘆!

2020年08月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

11戦無敗は前身大会を含めても史上初

パリSGをも寄せ付けず、圧倒的な強さを見せつけたバイエルン。7シーズンぶりのビッグイヤー奪取だ。(C) Getty Images

 欧州の頂上決戦を制したのは、ドイツの絶対王者だった。

 現地時間8月23日にポルトガル・リスボンのスポルト・リスボア・ベンフィカで行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝で、バイエルン・ミュンヘンはパリ・サンジェルマンに1-0で勝利。7シーズンぶり6度目の戴冠を果たした。

 試合は序盤からハイレベルな攻防戦が繰り広げられ、実力伯仲の様相を呈したが、ゲームが進むにつれてバイエルンが地力の差を発揮する。そして均衡が破れたのは59分。先発に抜擢されたキングスレー・コマンが値千金のヘディングシュートをねじ込み、俄然優位に立った。

 1点をリードしたバイエルンは、老練なパスワークと尽きることのない運動量で、焦燥に駆られるパリSGを凌駕していく。結局そのまま1-0でタイムアップを迎え、前身のチャンピオンズ・カップ時代を含めて史上初となる全勝優勝を決めた。

 11試合で43ゴール・8失点と圧巻の成績を収め、文字通りの歴史的な優勝を飾ったバイエルンには、母国ドイツのメディアも驚嘆を声を上げている。
 
 全国紙『Bild』は、「バイエルンが夢のトレブル(三冠)を再び実現させた」と見出しを打ち、興奮気味にレポートした。

「トレブル王者だ! バイエルン・ミュンヘンが2013年以来2度目となる最大の成果を達成した。バルセロナを8-2で破ったのに、パリ・サンジェルマンには1-0? 今さら世界中の誰がそんなことを気にするというのだろう。夢の三冠を叶えたのだ。2019年11月3日にハンス・フリックが監督に就任して以来、36戦33勝。これこそが彼らの真の姿である」

 絶対王者の偉業達成に対する熱量は、サッカー専門誌『Kicker』も同様だ。「記録的かつ完璧なトレブル」と銘打ったマッチサマリーにおいて、ハイテンションで次のように綴っている。

「バイエルンがヨーロッパの王座に返り咲いた! まさに記録的な強さで勝ち進んだ彼らは、激しく打ち合った決勝でも存分に強さを見せつけ、最後は元パリジャンのコマンがトロフィーへのゴールを決めた」

 パリSGとの激闘を制して凱歌を上げたバイエルン。その比類なき強さは、記録にも記憶にも残るものとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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