現地メディアも取り上げた一幕とは?
練習試合でも全力プレーを信条するミルナーは容赦がなかった。 (C) Getty Images
2019-20シーズンに30年ぶりのトップリーグ制覇を果たしたリバプールは、9月12日に迎えるリーズとの開幕戦に向けてオーストリアで夏季キャンプを張っている。
連覇の懸かった新シーズンに向けた強化が進む中で、現地時間8月22日にはシュツットガルトとの練習試合を開催。前半から相手を圧倒し、ロベルト・フィルミーノ、ナビ・ケイタ、ライアン・ブリュースターの3ゴールで、3-0と勝利した。
その試合の中で起きたベテランと新戦力のやり取りが話題となっている。
53分だった。左サイドでボールを持ったジェームズ・ミルナーは、今夏にオリンピアコスから加入したコスタス・ツィミカスへパスし、そのままリターンパスを受けようと、サイドを疾走する。しかし、24歳のギリシャ代表SBは、ワンツーをせずに近くにいた南野拓実へのバックパスを選択したのだ。
このプレーにミルナーが激怒。南野へのパスが出た瞬間に、いわゆる「Fワード」を用いて「あぁコスタス、何やってんだよ。クソ!」と罵声を浴びせたのだ。これには中継をしていたリバプールの公式メディア『LFC TV』の解説者も思わず笑ってしまっていた。
連覇の懸かった新シーズンに向けた強化が進む中で、現地時間8月22日にはシュツットガルトとの練習試合を開催。前半から相手を圧倒し、ロベルト・フィルミーノ、ナビ・ケイタ、ライアン・ブリュースターの3ゴールで、3-0と勝利した。
その試合の中で起きたベテランと新戦力のやり取りが話題となっている。
53分だった。左サイドでボールを持ったジェームズ・ミルナーは、今夏にオリンピアコスから加入したコスタス・ツィミカスへパスし、そのままリターンパスを受けようと、サイドを疾走する。しかし、24歳のギリシャ代表SBは、ワンツーをせずに近くにいた南野拓実へのバックパスを選択したのだ。
このプレーにミルナーが激怒。南野へのパスが出た瞬間に、いわゆる「Fワード」を用いて「あぁコスタス、何やってんだよ。クソ!」と罵声を浴びせたのだ。これには中継をしていたリバプールの公式メディア『LFC TV』の解説者も思わず笑ってしまっていた。
一連のプレーは、さっそく現地メディアにも取り上げられている。
英紙『Mirror』が、「ミナミノへの後ろ向きなパスを選択したツィミカスは、ミルナーを欲求不満にさせ、怒らせた。ようこそリバプールへ」と伝えれば、リバプールのファンサイト『EMPIRE OF THE KOP』も「収音マイクが副キャプテンの面白い会話を拾った。ミルナーの吐いたそれは、まさに我々がスタジアムで吐いているものだ。ちょっとばかし恥ずかしい」と綴った。
思わぬ形で注目を浴びてしまったツィミカスだが、その実力は折り紙つきだ。ユルゲン・クロップ監督も、「彼が持っているスキルとスピードは我々にとって重要なものとなる」と期待を寄せている。
ただ、加入したのはプレミア王者だ。わずかな判断ミスが命取りになると、"新参者"は痛感したことだろう。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部