柏がオルンガの7戦連続弾&三原の劇的決勝ゴールなどで3試合ぶりの勝利! 神戸はキーマンふたりが負傷交代に…

2020年08月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

神戸が主導権を握り押し込むも…

7試合連続となるゴールでチームを勝利に導いたオルンガ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは8月19日、各地で第11節の8試合を開催。ノエビアスタジアム神戸では、ヴィッセル神戸対柏レイソルの一戦が行なわれ、3-2で柏が劇的な決勝弾で3試合ぶりの勝利を挙げた。

【J1第11節PHOTO】神戸2-3柏|三原がAT劇的ゴール!"怪物"オルンガの7戦連発弾も飛び出した柏が勝利!

 9位・神戸と7位・柏は勝点差がわずか3。ともに直近のリーグ戦2試合が1分1敗と苦戦しており、3試合ぶりの勝利を挙げて浮上のきっかけとしたい戦い。

 試合は、立ち上がりから神戸がボールを握り攻勢に出る。それでも最初にチャンスを作ったのは柏だった。7分に相手DFから高い位置でボールを奪ったオルンガが、一気にペナルティエリア手前の中央までドリブル運び、シュートを放つ。しかしGKとの1対1を決め切れず、決定機をモノにできなかった。

 神戸は、前線からの柏の激しいプレスをかいくぐり、縦に早い攻撃で相手ゴールに迫るもなかなか決定機を得られない。22分にはアンドレス・イニエスタが負傷交代し、その7分後にはトーマス・フェルマーレンも足を痛め交代。早々にキープレーヤー2名を欠いた状態に。

 その後も神戸が主導権を握ると、前半終了間際の45分。小田裕太郎がペナルティエリア右まで持ち運び、ゴール前にラストパスを供給。そこに走り込んでいた郷家友太が右足ダイレクトでネットを揺らし先制する。
 
 1点リードで迎えた後半だったが、立ち上がりの46分に失点。三丸拡の左サイドからのクロスに、ゴール前に走り込んだ仲間隼斗がペナルティエリア中央で合わせて柏が同点とする。

 神戸は54分に、郷家が相手DFの裏に抜け出し決定機を迎えるもGKに防がれ決め切れず。直後には酒井高徳のクロスをドウグラスがフリーで合わせるも、ボールは惜しくゴール右に外れる。

 このままドロー決着かと思われたが、柏が77分、ペナルティエリア手前の左でボールを持ったオルンガが強引に抜け出し、右足を振り抜きネットに突き刺す。しかし89分にドウグラスの得点で同点に。それでも最後まであきらめない柏が猛攻を仕掛けると、試合終了間際の90+4分に三原雅俊が劇的な決勝ゴールを挙げ、3-2で柏が3試合ぶりの勝利を手にした。

 次戦は23日にともにアウェーで、神戸が浦和と、柏は大分と第12節を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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