「今のバルサに残りたいのか?」マンUの伝説戦士が苦境のメッシに“移籍のススメ”「座ってる時間はない」

2020年08月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今のバルサは勝てない」ときっぱり

バイエルンに徹底的に打ちのめされたバルサ。その中でメッシの立場が揺らいでいる。 (C) Getty Images

 バルセロナの偉大なるナンバー10は、失意のまま去ってしまうのだろうか。

 去る8月14日、バルセロナはチャンピオンズ・リーグ準々決勝でバイエルンに2-8というショッキングなスコアで敗戦。12シーズンぶりの無冠が決定した。

 クラブ史上初の8失点という歴史的な大差で敗れたバルセロナは、抜本的なチーム改革の必要性が問われている。とくに高齢化も進みつつある戦力の大幅な刷新はかねてからの課題とされており、今夏の移籍市場では"血の入れ替え"が行なわれるとも見られている。

 そんなチーム状況にあって、大黒柱のリオネル・メッシの立場も揺らいでいる。バイエルン戦の翌日には、以前から囁かれていたバルサ退団説が再浮上。インテルやマンチェスター・シティへの電撃移籍報道が過熱する一方なのだ。

 今までにないほどに風当たりが強くなっている33歳のアルゼンチン代表FWに、「バルセロナを離れるべきだ」と助言する人物がいる。元イングランド代表CBのリオ・ファーディナンドだ。
 
 2000年代のマンチェスター・ユナイテッドの黄金期を支えた名手は、自身が解説を務める英スポーツ専門チャンネル『BT Sports』の番組において、スタジオからメッシに向けてメッセージを発信した。

「君は今のバルサに残りたいのか? 欧州の他クラブと自クラブの状況を比較し、勝てないという状況にあることが分かっていながら、残りの時間をそのユニホームで過ごしたいのか? 落ち着いて座って、待ち続ける時間が君にあるというのか」

 酸いも甘いもかみ分けたレジェンドらしくきっぱりと言い放ったファーディナンドは、最後にこう言い残している。

「フットボールは君の人生においてほんの一瞬の出来事だ。この先の2年間は、今まで通りの影響力を試合で発揮できるだろう。しかし、ビッグタイトルは手に出来ない。それでも、今のままでいいのかい」

 バルセロナとは2021年6月までの契約を締結しているメッシの違約金は、6億3500万ポンド(約885億円)になると見られている。それだけに今夏のマーケットで退団することは考え難いが、サッカー界を牽引してきたナンバー10は、何を想っているだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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