惨敗のバルサにさらなる追い打ち!? バイエルンに貸し出したコウチーニョのCL制覇で6億円を損失…

2020年08月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサから2点をもぎ取ったコウチーニョ

“保有元”のバルサを切り裂いたコウチーニョとの契約が問題視されている。 (C) Getty Images

 現地時間8月14日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)の準々決勝で、バイエルンに2-8の歴史的大敗を喫したバルセロナは、さらなる"追い打ち"をかけられるかもしれない。

 クラブ史上初の公式戦での8失点をくらったバルセロナ。そのなかでも痛恨だったのは、85分と89分の失点シーンだろう。"保有権"を持つフィリッペ・コウチーニョに奪われたからだ。

 コウチーニョは、2018年の1月に1億3500万ユーロ(約170億4000万円)という高額の移籍金でリバプールからバルセロナに加入。しかし、期待された活躍ができず、昨夏にバイエルンへとレンタルで放出されていた。

 そんな28歳のブラジリアンとの契約がバルセロナをさらに苦しめるかもしれない。英紙『Daily Mail』によれば、同クラブはコウチーニョを獲得した際に、CL優勝で500万ユーロ(約6億3000万円)をリバプールに追加で支払う条項を締結していたのだ。
 
 また、この特別契約はクラブ間ではなく選手個人と結ばれたものであるため、仮にバイエルンで優勝した場合にもバルセロナは支払いを余儀なくされるという。

 周知の通り、新型コロナウイルスの影響によって各クラブが緊縮財政を余儀なくされるなかで、500万ユーロは決して小さくない損失だ。とりわけ改革が求められるバルセロナにとっては手痛いダメージとなり得る。

 なお、23年6月までの契約も結んでいるコウチーニョは、今夏の移籍市場での放出が濃厚視されている。バルセロナとしては少しでも高額で売りさばきたいところだろうが、ここ数年、補強戦略で失態を繰り返しているスペインの名門は、巧みなネゴシエートをできるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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