【川崎】3戦連発の絶好調男、三笘薫が見据える高み。「自分のプレーはまだまだ改善できる!」

2020年08月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

2度に渡る同点弾で前回覇者の窮地を救う

これで公式戦3戦連発。ルーキー三笘が止まらない! 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 ルヴァンカップ・Aグループの最終節は、ともに2連勝の名古屋グランパスと川崎フロンターレの直接対決となった。勝利すればもちろんトップ通過。一方で引き分けたとしても名古屋の勝点は7に伸び、各グループの2位チームで最多勝点となる。揃って次のステージ進出が決まるというシチュエーションだ。

 そんな一戦は、大方の予想を裏切るように開始1分でゴールが生まれ、激しい撃ち合いとなった。ほぼベストメンバーで臨んだ両チームは球際でも激しくぶつかり、71分には大島僚太が2枚目のイエローカードで退場となる波乱の展開に。それでも最終スコアは2-2のドロー決着で、両チームのグループステージ突破が決まった。

【動画】三笘薫の2度に渡る同点弾!名古屋戦のハイライト

 ホームの名古屋に先行される苦しい展開のなか、2度に渡って同点ゴールを叩き込んでチームを救ったのが三笘薫だ。

 試合後のインタビューで得点シーンを振り返り、「1点目はこぼれ球に対して良い位置にいたんで、運も良かったです。2点目は、(大島)僚太くんがクロスを上げてくれた。本当に良いボールで合わせるだけでした。僚太くんのボールに感謝しています」と話し、「裏のスペースというのは監督にも言われていますし、常に狙っているところ。いるべきところに居た結果がゴールに繋がって良かったです」と付け加えた。
 
 川崎のアカデミー出身で、筑波大を経て今季加入したルーキーは目下絶好調だ。J1第7節の湘南ベルマーレ戦で初ゴールを記録すると、その後の公式戦5試合で5得点。ここ3試合で3連発と好調のチームを支える原動力となっている。

「今日も味方に助けてもらっていることが大きいですが、上手く3戦連続でゴールできているので、これを続けていきたい」とさらなる飛躍を誓う。

 大会方式の変更により、この後は1発勝負のトーナメントに突入する。

「ルヴァンは勝ち進むことが大事なので、それが達成できて良かったですけど、最初の立ち上がりの失点ももったいないですし、勝つためにやっているので、(引き分けに終わったのは)すこし残念なところもあります。自分のプレーもまだまだ改善できると思いますし、チームとしてももっと押し込んだ形で展開していきたい」

 グループステージ突破に満足せず、大会連覇に向け、その視界は広がっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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