「はやくプレーしたかった」札幌、A・ロペスが再来日2試合目でさっそくゴール! 一方で課題も口に「監督の要求を…」

2020年08月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「なかなか相手の守備崩すことができなかった…」

PKを冷静に沈めて先制ゴールを挙げたアンデルソン・ロペス。写真:田中研治

[ルヴァン杯グループステージ3節]札幌1-1横浜FC/8月12日/札幌ドーム
 
 勝点を7に積み上げた札幌が、グループC首位で2年連続となるプライムステージ進出を果たした。
 
 試合は、札幌のペトロヴィッチ監督が「厳しいゲームだった」と語ったように、終始苦しい展開となった。
 
 立ち上がりこそボールを握ったものの、横浜FCの激しい球際のチェックでボールを奪われ、何度も危険なシーンを作られる。しかし、後半開始直後の49分に最終ラインからのロングフィードに抜け出した小柏剛が、ペナルティーエリア内で相手に倒され札幌がPKを獲得。これをキッカーのアンデルソン・ロペスが冷静にゴール左に流し込み、貴重な先制点を挙げた。
 
 その後も高い位置から積極的にプレッシャーをかけてくる相手に苦戦し、57分にカウンターから一瞬の隙を突かれ同点とされるも、最後まで粘り強く守り抜き、1-1のドロー決着に持ち込んだ。
 
 貴重な先制点となったPKのキッカーを務めたFWアンデルソン・ロペスは、試合後のフラッシュインタビューで苦い表情を浮かべた。
 
「勝ちに行った試合ではあったのですが、監督の要求することが上手くできず、なかなか相手の守備崩すことができなかった。ただ、そういうときに冷静さを失わず、最後まで戦えたと思います」
 
 冷静にゴール右に流し込んだPKのシーンについては、「落ち着きのスイッチを入れて、うまく決められた」と語ったブラジル人アタッカーは、新型コロナウイルスによるリーグ中断期間に母国に一時帰国。再来日から2試合目でさっそく得点を挙げて見せた。
 
「来日してから非常にモチベーション高く、とにかくサポーターの前ではやくプレーしたかった。そういう気持ちを持っていました。自分のコンディションをできるだけ早くピークにもっていけるように努力して、サポーターを喜ばせたいと思っています」
 
 最後には日本語で「サポートありがとうございます」とサポーターへの感謝を述べたA・ロペス。昨シーズンの公式戦で15ゴールを挙げた、その得点力にさらに期待が高まる。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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