【鹿島】「1試合1試合戦っていく」雌伏の時を過ごしたCB関川郁万の活躍に期待

2020年08月11日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「先はありますけど、そこは特に考えていないです」

清水戦に向け、関川は「監督が求めていることと自分の強みを出したい」とコメント。(C)KASHIMA ANTLERS

 中断前の名古屋とのルヴァンカップ初戦、広島とのJ1開幕戦で、高卒2年目の関川郁万はいずれの試合でもCBの先発を勝ち取った。だが、リーグ再開後はベンチに控える時間が増え、思うように出場機会を掴めず、いくばくかの悔しさを感じていた。7月中旬にはメンバー外も経験。コンディション不良などではなく、「監督(の考え)に合わなかっただけかなと思います」と振り返る。

 現在、置かれている状況で、もちろん、意欲を失っているわけではなく、次の機会を虎視眈々と待ちながら準備していた。「(プレーを)見て、勉強になる選手がたくさんいる」。具体的には、先輩たちから「ビルドアップや守備のやり方」を貪欲に学ぼうとしていた。

 8月11日のオンライン取材に応じた関川は、翌日のルヴァンカップの清水戦に向け、「(試合に)出られたら、ビルドアップの部分だったり、監督が求めていることと、自分の強みを出せていけたらいい」と意気込みを口にする。

 清水戦だけでなく、週末に予定されているリーグでの神戸戦でも出場はあるかもしれない。同試合では主力CBの町田浩樹が出場停止。関川にも十分にチャンスがあるはずだが、本人は目の前のゲームに集中する。

「1試合1試合を戦っていくことが大事。自分はそんなに試合に出ていないので。先はありますけど、そこは特に考えていないです」

 まずはルヴァンカップの清水戦。雌伏の時を過ごした関川は、ピッチに立った時、レギュラー奪還のきっかけを掴めるようなパフォーマンスを見せられるか。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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