「マドリーを背負う人材」久保建英のビジャレアル移籍に海外メディアも反応!「カソルラの代役には危険な賭けだが…」

2020年08月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

今や久保は世界的話題に

ビジャレアル移籍を決めた久保の動向に海外メディアも反応している。 (C)Mutsu FOTOGRAFIA

 現地時間8月10日、ビジャレアルは、レアル・マドリーから日本代表MF久保建英を1年のレンタルで獲得したことを発表した。

 スペイン紙『AS』によれば、買い取りオプションは付帯せず、レンタル料は250万ユーロ(約3億1250万円)で、年俸も含めて500万ユーロ(約6億2500万円)をビジャレアルが負担する形で合意に達したという。

 マジョルカでのラ・リーガ1年目に鮮烈なインパクトを残した久保。ビジャレアルは、来る新シーズンにヨーロッパリーグにも出場するスペインの有力クラブであり、ステップアップを果たしたと言っていいだろう。

 着実に成長を続けている19歳の若武者の動向は、いまや世界的な話題だ。ビジャレアルが移籍合意を発表するやいなや各国メディアがこぞって取り上げている。

 フランスの老舗紙『L'Equipe』は、「長らく不透明にあったが、ようやく公式にきまった」と報じて、次のように久保への期待を膨らませた。

「マジョルカで素晴らしい時を過ごした若き日本のアタッカーとの契約は、智将ウナイ・エメリにとって、何よりも優先すべきことだった」
 
 また、米メディア『ESPN』のスペイン語版は、「エメリの要求が実る」として久保の移籍を大々的に報じた。

「セビージャやレアル・ソシエダなど、欧州のあらゆるクラブが獲得に関心を示した優秀な若手であるタケフサ・クボの争奪戦は、"イエロー・サブマリン"が制した。クボの将来像は不透明だが、レアル・マドリーを背負って立つ人材になることは間違いない」

 さらにコロンビアのCSチャンネル『Gol Caracol TV』は、「ビジャレアルは退団したサンティ・カソルラのいない中盤の攻撃的ポジションの補填に成功した」として、こうレポートした。

「クボの獲得はビジャレアルにとって最も必要な補強だった。この日本人の若手にカソルラの役割を全て任せるのは、危険な賭けだが、今シーズンから監督となったウナイ・エメリは確かな自信を持っている。ビジャレアルは、成長を期待して貸し出したマドリーにとっても、クボ本人にとっても、おそらく最適な場所だろう」

 入団早々から大きな期待を寄せられている久保。日本サッカー界の至宝が、新チームで期待に見合った存在感を示せるかに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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