元日本代表のFW佐藤寿人が“広島原爆の日”に平和を祈願。「75年先にもこの綺麗な景色でいられるよう…」

2020年08月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

おりづるタワーからの広島の街並みを投稿

広島に12年間在籍した佐藤が、平和への願いを込め、SNSで思いを綴った。(C)SOCCER DIGEST

 J2ジェフユナイテッド千葉に所属するFW佐藤寿人が、広島に原子爆弾が投下されて75年となった8月6日に自身のインスタグラムを更新。平和への願いを込めて、思いを綴った。

 日本代表歴もある佐藤は、2005年にベガルタ仙台からサンフレッチェ広島に完全移籍で加入。それから2016年までの12年間クラブに在籍し、ゴールを量産。3度のJ1リーグ制覇(2012、2013、2015年)にも大きく貢献した。

 J1通算161得点と歴代2位の記録を持つ日本を代表するストライカーは、長年にわたり生活してきた第二の故郷でもある広島が6日に"原爆の日"を迎えたことに触れ、「8月6日 広島にとって特別な日」と題してインスタを更新。心境を綴っている。
 
「広島で生活するようになってから、平和について考える機会が増えた気がします。子供達も広島で生まれ、育ち、平和について考える機会が自然とある環境だったと思います。今は広島を離れていますが、これからの未来を作るのも今をどう生きるか」

 さらに、世界遺産・原爆ドームの隣に2016年に建てられた、おりづるタワーの展望台から撮られた広島の街並みの写真を公開。最後に、「75年先にもこの綺麗な景色でいられるよう、今を大切に」との言葉を添え、投稿を締めくくった。

 ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相も、ツイッターのビデオメッセージで広島や長崎で起きた惨劇に触れ、核兵器根絶を訴えるなど、75年前の悲劇が二度と起こらないよう、国内外で核兵器に対する認識をいま一度共有した一日となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【写真】佐藤寿人が撮影した"おりづるタワー"からの広島の街並み。「75年先にもこの綺麗な景色で…」

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