【横浜】「J連覇とACL制覇にゴールで貢献したい!」新加入FW前田大然が語る海外で深めた自信とマリノスでの野心

2020年08月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

コロナ禍で家族のこと考え帰国を選択

横浜加入の想いと経緯を語った前田。(C)Y.F.M.

 横浜F・マリノスは8月4日、前日に松本山雅FCから半年間の期限付きで加入することを発表していたFW前田大然の入団会見をオンライン上で開催した。ポルトガルからの帰国、マリノスへの加入について前田は次のように説明している。

「去年のチャンピオンチームでもありますし、すごく攻撃的なサッカーをするチームでもあるので、そこで自分がどれだけできるのか表現したいなと思って、マリノスに決めました」
「前線の選手は自分で仕掛けるということを求められていると思うので、それを僕が出来れば良いかなと思っています」

 アンジェ・ポステコグルー監督の横浜は特異なスタイルで戦う。その点については、「試合も何試合か見たんで、どういう事をすれば良いのか、自分のなかで理解できているつもりです。それを後は自分が試合で出すだけかなと思います」と語るように不安はない。むしろ、「海外で通訳もいないなかでやっていたので、難しさというのは向こうで十分味わってきた。どっちかといったらこっちの方がやりやすさもあるのかなと思います」と、海外挑戦で深めた自信が大きいようだ。
 
 前田は昨年の夏に松本からポルトガルのマリティモへレンタル移籍。公式戦24試合に出場し、4ゴールを記録し出場機会も増やしていた。その一方で、6月30日までだった契約の更新は望まず、日本への帰国を選択した。マリティモの本拠地はマデイラ島にあり、「向こうにいた時は日本人は僕たち家族だけというような状況。何かあったらどうしようかという不安もあった」と語るように、コロナ禍で家族のことも考えた決断だったという。

「僕自身まだ海外に行きたいという気持ちは持っているので、しっかりここで活躍して、また行くチャンスがあれば行きたいなと思っています」と野心も隠さない。

 マリノスとの契約も来年1月までの半年間だ。「まずは半年しかない、しっかりと試合に出ないと意味がないと思っている。マリノスで試合の出場時間を勝ち取っていきたい」

 今夏は過密日程もあって連戦での試合も続く。「連覇をしないといけないチームだと思いますし、ACLも取らないといけないと思うので、そこにゴールという形で貢献できたら良いなと思います」と意気込みを語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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