「手のかかる後輩でした。小言もたくさん言いました…」マリノス一筋、喜田拓也から旅立つ遠藤渓太への“贈る言葉”

2020年07月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「喜田くんがマリノスにいればみんな安心」

マリノスの生え抜き遠藤(左)と喜田(右)。(C)SOCCER DIGEST

 ドイツ・ブンデスリーガ1部のウニオン・ベルリンへのレンタル移籍が決まった遠藤渓太。渡独前のラストマッチとなった札幌戦は、先発したもののわずか17分で左太腿に違和感を覚えて途中交代。しかし、翌日の会見で「自分が思っていたよりも全然大丈夫でした」と無事を伝えていた。

 そんな遠藤に向け、キャプテンの1人、マリノス一筋の喜田拓也は7月28日、自身のインスタグラムを更新。様々なシーンでの遠藤との2ショット写真5枚とともに、3歳年下の後輩へ以下のような"言葉"を送った。

「手のかかる後輩でした。小言もたくさん言いました。でも、期待をしています。

 彼の後輩力の無さに驚かされたのは1度や2度ではありませんが、それでも面倒を見たくなるといいますか、彼に頑張ってほしいと思えるのは、今思えばずっと、僕は彼の手のひらで転がされていたのでしょうか。いや、ないか。

 少し気に入らないことがあると背中を丸め、口を尖らせ、ブツブツ言っていた彼は、苦しい状況の時に『頼むぞ渓太』と言える頼もしい選手になっていました。またこんなことを言っていたらムスッとした顔をしてこっちにやってきそうなのでこの辺にしておきます。

 簡単な道のりではないことでしょう。それでも、あいつなら何かやってくるんじゃないかと期待しちゃいますね。みんなあなたのことを応援しています。俺たちも頑張るよ。行ってこい渓太。暴れてこい渓太。キミならできる」
 
 このアツい言葉を受けて遠藤も返信。

「喜田くんにはプロ入りから始まって1番長い時間お世話になりました。こんな後輩力のない生意気な後輩をかわいがってくれて、時に厳しく指導してくださってありがとうございました。喜田くんがマリノスにいればみんな安心で、最高のマリノスです。後輩力も磨いてきます。ありがとうございました!」と感謝を伝えた。

 この投稿にファンからは「深いよキャプテン」「キー坊様、泣かせないで下さい」「最高です!喜田さん」などのコメントが寄せられた。

 移籍先のウニオン・ベルリンは28日にPCR検査やメディカルチェックを実施し、30日から本格的なトレーニングがスタートする。また、9月18日に開幕するブンデスリーガ、その1週間前に行なわれるドイツカップ初戦に向け、8月中には2度のキャンプを実施予定だ。

 遠藤渓太の新しい挑戦が始まろうとしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】「愛が溢れてる」喜田拓也が投稿した遠藤渓太との2ショット

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