ネイマールが決めた9年前の“美しきゴラッソ”に再脚光! ファンからは皮肉も「削られても耐えてる(笑)」

2020年07月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「歴史上最も記憶に残るゴラッソだ」

たてがみのような独特なヘアースタイルも人気を博していたサントス時代のネイマール。 (C) Getty Images

 まるで時が止まったかのような美しい瞬間だった。

 今から約9年前、当時サントスに所属していたブラジル代表FWのネイマールは、「次代のクラッキ」として、欧州のメガクラブから注目を浴びる存在だった。

 そのネイマールが、自らのポテンシャルを改めて世界に知らしめたのが、7月27日に開催された強敵フラメンゴとの一戦だ。

 この日も敵守備陣の執拗なマークを受けていた当時19歳のニュースターは、しかしそれをあっさりと破ってみせる。

 左サイドでボールを持ち出すと、味方FWとのワンツーで、食い下がるマーカーを振りほどき、バイタルエリア中央に侵入。そしてペナルティーエリア手前に立ちふさがる大型CBを軽やかなボールタッチで抜き去り、最後はループ気味のシュートでネットを揺らしたのだ。
 
 この文字通りのゴラッソは、2011年の世界最優秀ゴール賞に選出されるなど、大きな話題を呼び、2年後のバルセロナ移籍に小さくない影響をもたらした。

 今や名実ともに世界的なスターとなったネイマールの原点とも言える一撃は、9年の時が経っても人々に忘れられることはない。ゴールが誕生した現地時間7月27日にブラジル・メディア『UOL』は、次のように紹介している。

「歴史上最も記憶に残るゴラッソだ。もし、あなたが、少年だったネイマールの決めた美しいゴールを覚えていないのだとしたら、ぜひ見てほしい。そして思い出してほしい。何度も見直すだけの価値が大いにある」

 さらにサントスの公式ツイッターが、「今日は何の日」という企画を投稿すると、熱狂的なファンから様々なコメントが相次いだ。

「懐かしい。この頃が一番輝いている」
「純粋にサッカーを楽しんでいる」
「一切の無駄のない完璧なプレー」
「歴史的なゴールだ」
「もっと良いゴールはいっぱいあるけど、これも思い出深いね」
「この時はどれだけ削られても耐えている(笑)」

 最近では、ピッチ外での奔放な振る舞いが悪目立ちしている感があるネイマール。それだけに純粋かつ直向きにプレーしていた頃を懐かしむファンも少なくないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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