「リーグ優勝後の深夜3時半に…」ファーガソンが今季最優秀監督のクロップとの“笑撃”エピソードを告白

2020年07月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

“御大”がクロップを絶賛

優勝セレモニーの直後にクロップ(左)はファーガソン(右)へ電話をかけていたようだ。 (C) Getty Images

 現地時間7月27日、リバプールの指揮官ユルゲン・クロップは、リーグ監督協会(LMA)が選ぶ今シーズンのプレミアリーグにおける最優秀監督に選出された。

 昨シーズンにビッグイヤーを手にしたチームを巧みに操舵したドイツ人指揮官は、リバプールの悲願であった30年ぶりのトップリーグ制覇を史上最速となる7試合を残して達成したのだから、当然の受賞と言えるだろう。

 リバプール就任5年目で、文字通りプレミアリーグ最高の指揮官となったクロップには、往年の名将も賛辞を惜しまない。かつてマンチェスター・ユナイテッドで黄金期を築いたサー・アレックス・ファーガソンだ。

 LMAの公式ツイッターが投稿した動画に登場したファーガソンは、ユナイテッドの宿敵を率いるクロップとの興味深いエピソードを交えたメッセージを発信した。
 
「ユルゲン、君は素晴らしいよ。30年ぶりの優勝だなんて信じられない。今シーズンのリバプールは完全に優勝にふさわしいチームだった。パフォーマンスレベルは本当に傑出していた。あれは、君のパーソナリティーがクラブ全体に伝わった結果だ。

 本当にマーベラス(素晴らしい)な出来だ。私はすでに眠っていたのに、リーグ優勝を果たした後、午前3時半に君から電話を受け、起こされたけど、それはもう許すしかないだろう」

 稀代の名将から賛辞を受けたクロップは、その喜びを隠さなかった。LMAでは次のようにコメントしている。

「リバプールの指揮官としては100パーセント好ましいことではないと自覚しているが……、私は彼のことを心から尊敬しているんだ。私がイギリスで初めて会った指揮官がファーガソンで、一緒に朝食をとったんだ。私にとっては、まるでローマ教皇と一緒に食事をしたかのようだった。とても素晴らしい経験で、それからイギリスでタイトルを手にすることが大きな目標に変わった」

 今、リバプールを歴史的なチームへと昇華させているドイツ人指揮官にとっても、御大ファーガソンの存在は、"半端ない"ようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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