「本人の望みだ」久保建英のセビージャ行きが加速!? 地元紙が可能性を探る「クボが強力なライバルになる場合は…」

2020年07月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

CL出場に大きな魅力

来季に向けた久保の去就が注目されている。 (C)Mutsu FOTOGRAFIA

 マジョルカでの1年の武者修行を終えた久保建英の去就が注目を集めている。

 保有元のレアル・マドリーへ戻るかたちとなっている久保。だが、3つしかないEU圏外選手の登録枠が埋まっていることもあり、来シーズンもレンタルが有力となっているため、その去就の行方が連日のように報道されている。

 ミランやパリ・サンジェルマンといった欧州のメガクラブに加え、スペイン国内ではレアル・ソシエダやベティス、グラナダなどからの関心が囁かれるなか、あくまでマドリーのトップチーム入りを目標に掲げる本人は、一つの答えを出したという。

 現地時間7月27日、マドリードの日刊紙『La Razon』は、「タケフサ・クボは来シーズンにどこでプレーしたいかを決める」と銘打った記事を掲載。そこで今シーズンのラ・リーガを4位で終え、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権を手にしたセビージャ入りを久保が望んでいるとした。

 同紙は、攻撃的なポジションに実力者を揃えるセビージャで、「クボのレギュラーは確約されていない」としながらも、「CLでのプレーを魅力に感じているクボ本人は、クラブの関心を知って以来、フレン・ロペテギ監督のチームに加入することを望んでいる」と報じている。
 
 ただ、同紙は、セビージャへの入団は決定事項ではないとも伝えている。というのも、マドリーが久保を貸し出すうえで、300万ユーロ(約3億7000万円)~400万ユーロ(約4億9600万円)のレンタル料の支払いと「チームの中心に据えること」を挙げているため、多士済々のセビージャではなくグラナダやベティス行きを首脳陣は薦めているというのだ。

 同紙は、こうも綴っている。

「仮に本人の希望だとしても、クボがクラブの強力なライバルになり得るセビージャの重要な補強になってしまう場合は、マドリーは別の交渉相手を探さなければならない」

 スペインでも指折りの実績を誇るセビージャ。CLの檜舞台でプレー出来るのであれば、日本の至宝にとっても好条件なように思えるが、"御大"であるマドリーはいかなる決断を下すだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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