浦和がレオナルドの一撃で連敗ストップ!横浜FCは中村俊輔が6試合ぶり先発も及ばず3連敗…

2020年07月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

槙野智章が今季初先発。興梠慎三は負傷で途中退場に

チーム3試合ぶりの得点を決めたレオナルド。写真:徳原隆元

 J1リーグは7月26日、新型コロナウイルス陽性者が出た名古屋グランパス×サンフレッチェ広島の試合を除き、各地で第7節の8試合を開催した。ニッパツ三ツ沢球技場で行なわれた横浜FC対浦和レッズの一戦は、2ー0で浦和が勝利を収めた。

 両チームとも2連敗中。流れを変える勝利を目指し、ベテラン選手たちを起用してきた。横浜FCは前節から2選手を入れ替え、田代真一、松浦拓弥が外れ、袴田裕太郎と2月の開幕戦以来6試合ぶりとなる中村俊輔がスタメン出場を飾った。

 対する浦和は前節からのスタメン変更は5人。槙野智章が今季初先発となったのをはじめ、鈴木大輔、柏木陽介、青木拓矢、興梠慎三が出場となった。

 前半立ち上がりは両チームのレフティの見せ場となった。3分に横浜FCはペナルティエリア左手前でFKを獲得。キッカーの中村が左足でニアサイドにクロスを送ると、これに反応した袴田のヘディングはゴール左に外れてしまう。一方の浦和も6分、15分とCKを獲得。キッカーの柏木が鋭いクロスを供給するものの、得点には至らなかった。

 浦和は9分に、左サイドの関根からパスが繋がると、ペナルティエリア内でのパスワークで相手守備陣を崩すが、フィニッシュまで持ち込めない。

 すると、このクリアボールから横浜FCが反撃。左サイドで受けた松尾佑介がドリブル突破し、送った横パスが中村、斉藤光毅と繋がり決定機を作るものの得点には結びつかなかった。

 一進一退の攻防が続くと、浦和は37分に山中亮輔、レオナルドと立て続けに強烈なシュートを放つものの、GKにセーブされてしまう。
 
 ホームの横浜FCは前半アディショナルタイムには中村がペナルティエリア手前からミドルシュートを放つが、これはGK正面に飛んでしまう。

 0-0で折り返した後半立ち上がりにスコアが動く。

 浦和は、横浜FCの攻撃を凌ぐと、リスタートからボールを持ち上がり、最後は関根が敵陣中央からディフェンスライン裏にパスを供給。これに反応したレオナルドがペナルティエリア内左に走り込みながら、左足でキッチリとゴールを決め1-0と先制する。直近の2試合を無得点で終えていた浦和にとって待望のゴールとなった。

 1点をリードした直後に、FWで先発出場していた興梠慎三が腰から背中付近を痛めた様子で続行不能に。61分に杉本健勇と交代となった。

 連敗を止めたい横浜FCも直後に3枚替えを行ない、攻勢にでるものの、浦和の守備を崩すことはできない。アディショナルタイム90+3分にはカウンターから浦和のエヴェルトンに追加点を許し、2-0とリードを広げられてしまう。その後反撃もゴールには繋がらず、試合終了の笛を迎えた。

 この結果、2-0で勝利した浦和が連敗をストップに成功した。

 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から近隣チームのマッチメイクを優先して行なってきたJリーグだったが、次節からはその垣根も取り払われる。8月1日の第8節では、横浜FCはサンフレッチェ広島を、浦和は清水エスパルスをそれぞれホームに迎える。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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