札幌が横浜を3-1の逆転で下し4試合ぶりの白星! わずか3分間で3ゴールが生まれる乱打戦に!

2020年07月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

国内ラストマッチの遠藤は腰を抑えて無念の途中交代…

ゴール前の混戦から決勝ゴールを挙げた荒野。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは7月26日、各地で第7節の9試合を開催。札幌ドームでは、北海道コンサドーレ札幌対横浜F・マリノスの一戦が行なわれ、札幌が3-1で勝利を収めた。
 
 ここまで5戦無敗と着実に勝点を積み重ねる札幌と、前節の横浜ダービーで大量4得点の完勝を収めた横浜が今節唯一のデーゲームで激突。お互いに攻撃的なスタイルを志向するチーム同士の戦いは、立ち上がりから横浜が攻勢に出る。
 
 開始わずか1分、遠藤渓太が果敢にドリブルでペナルティエリア左まで持ち上がり、ゴール前にマイナスのボールを供給。走り込んでいたエジガル・ジュニオがダイレクトでシュートを放つもGK菅野孝憲のセーブに遭う。この試合を最後にドイツ1部クラブへ移籍する遠藤が、序盤から存在感を発揮する。
 
 お互いにボールを持つと縦に早い攻撃を展開。激しく攻守が入れ替わる攻防戦に。試合が動いたのは15分、右サイドでボールを収めた水沼宏太が中央に折り返すと、ペナルティエリア手前で受けた天野純がワンステップでシュートを放つ。これがゴール右隅に突き刺さり、横浜が先制する。
 
 しかしその1分後に、横浜の油断を突き、すぐさま札幌が追いつく。GKからのロングフィードを右サイドで受けたルーカス・フェルナンデスが、ゴール前に仕掛けてスルーパスを出す。これを駒井善成がダイレクトで右足を振り抜き、あっという間に同点に。
 
 さらに勢いに乗るホームチームは18分にも、混戦のなかから荒野拓馬が追加点を挙げ、勝ち越し。わずか3分間で3ゴールが生まれる乱打戦となった。

 また横浜の遠藤は、17分に腰を押さえて無念の途中交代。大津祐樹と交代し、不安の残る国内ラストマッチとなった。
 
 札幌1点リードで迎えた後半、横浜は攻撃に変化を加えようと56分にE・ジュニオに代えてオナイウ阿道、喜田拓也に代えて仙頭啓矢を投入。オナイウが下がってボールを収め、効果的なポストプレーを見せるも、札幌のコンパクトな守備ブロックに遭い、なかなか崩しきれず。
 
 66分には、左サイドで相手DFの背後を抜け出した大津がクロスを上げ、ゴール前でオナイウが頭で合わせるもシュートは枠外に。攻勢に出る横浜が何度も好機を創出するも決め切れず。一方札幌は、さらに90分に金子拓郎がダメ押し弾ゴールを挙げ、3-1で4試合ぶりの白星を挙げた。
 
 次節は横浜が8月1日にアウェーで仙台と、札幌は2日にホームで神戸と対戦する。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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