「我々は考え方を変えた」イブラ諦め、カバーニ獲り!? プレミア昇格リーズの大胆な補強動向に注目だ

2020年07月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「(イブラヒモビッチは)遅すぎる」

リーズはイブラヒモビッチ(左)を諦め、カバーニ(右)の獲得を模索しているようだ。 (C) Getty Images

 今シーズンに16年ぶりのプレミアリーグ昇格を決めたリーズ・ユナイテッドは、古豪復活に向けて、大胆な策に打って出ようとしている。

 アルゼンチン人の"奇才"マルセロ・ビエルサの指揮の下、魅力的かつアグレッシブなサッカーを展開したリーズは、開幕から怒涛の快進撃を見せて、見事なプレミア昇格を果たした。

 一時は深刻な経営難に悩まされ、2007年には3部にまで落ち込んだリーズ。それだけに久々の檜舞台で彼らがどれだけ戦えるのかが注目されている。

 リーズも来る新シーズンに向けて、ただ待っているだけではないようだ。英紙『The Sun』は大物スターの獲得を狙っているとすっぱ抜いている。ターゲットとなっているのは、ズラタン・イブラヒモビッチとエディンソン・カバーニだ。

 経験豊富かつ世界的な知名度もある大型ストライカーたちである。同紙によれば、同時に獲得できれば、戦力の拡充はおろかビジネス面でも小さくない影響をもたらすだろうと、リーズは見込んでいるという。

 しかし、2017年からリーズを買収して以来、クラブ再建に尽力してきたイタリア人オーナーのアンドレア・ラドリッツァーニ氏は、母国メディア『Sky Sport』で、次のようにコメントしている。

「正直言って、イブラヒモビッチは難しいと思う。実は我々は今年の1月に彼と契約しようとしていた。だけど、彼はミランに行くことを選んで、交渉は決裂してしまったんだ。それに今の彼では(スピードが)遅すぎる。イングランド・サッカーのインテンシティーは全く別物だ。我々は考えを変えたんだ」

 イブラヒモビッチ獲得を真っ向から否定したラドリッツァーニ氏。一方でカバーニについては、「彼について考えたのは事実だ」と回答に含みを持たせた。

「カバーニのクオリティーと身体的強さを考えれば、イングランド・サッカーに適応できると思う。私はビエルサとはこの件について話してはいないよ。とはいっても、彼のことを頭に入れているのは確かだ。フリーで獲得できるからね。まぁ、じきに分かるさ」

 今年6月30日をもって約7年も在籍したパリ・サンジェルマンとの契約が満了となったカバーニは移籍金なしで獲得ができる。そのため、アトレティコ・マドリーやチェルシーなど様々な競争相手が噂されているが、リーズはどう動くだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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