「カガワはよくも悪くも中心にいる」香川真司が6年ぶり昇格を狙うサラゴサの“救世主”に? 現地記者が提言

2020年07月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

スペイン2部の昇格戦を勝ち抜けるか

昇格プレーオフのキーマンに指名された香川。 (C)Mutsu FOTOGRAFIA

 スペイン2部は最終節を迎え、香川真司が所属するサラゴサは3位でシーズンを終えた。これにより、1部昇格へのプレーオフに進出を決めている。

 サラゴサの地元スポーツメディア『SPORTARAGON』のハビエル・ガルシア記者は、「サラゴサは最終節ポンフェラディーナ戦に"B"チームで挑み、7試合ぶりに勝利した」と綴り、香川を中心としたチームが、「昇格プレーオフを勝ち抜く解決策」になるのではないかと指摘している。

「カガワは6試合ぶりの先発だった。彼がプレーしたゲームでは、良くも悪くも彼が中心になる。攻撃の起点となり、ゲームを彩る。リズミカルなアタックを操り、その存在感はまるでイスコ(レアル・マドリー)のように感じる。

 彼がいるのといないのとではチームの顔が違う。サラゴサは、この数か月でカガワのチームだった。彼は、昇格のチャンスを得たチームにおいて、解決策になり得るのではないだろうか」

 そして、「良くも悪くも、チームと彼の価値はこのプレーオフで決まる」と締めくくっている。

 サラゴサにとっては6年ぶりの1部昇格を懸けたプレーオフだが、出場権争いに絡んでいるフエンラブラダにコロナ陽性者が出て最終戦が延期となったため、相手は未定だ。

 この空白期間をチームにとっては「いい準備期間になるはず」というガルシア記者の指摘通り、サラゴサは次の試合に向けてトレーニングを続けている。香川は、チームの救世主になることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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