優勝セレモニーにも姿なし…“蚊帳の外”の中島翔哉に現地メディアが辛辣評価「時間がかかり過ぎている」

2020年07月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

16試合に出場してノーゴール

再開後はチームに合流していない中島。(C)Getty Images

 中島翔哉が所属するポルトは現地時間7月15日、ポルトガル・リーグの第32節で難敵スポルティングに2-0で勝利。2節を残して、2シーズンぶり29回目のリーグ制覇を決めた。

 2位ベンフィカの追撃を振り切り、その宿敵からリーグタイトルを奪還したポルトの面々は試合後、ピッチで喜びを分かち合った。

 ただ、残念ながらその中に中島の姿はなかった。コロナ禍における家族の事情により、中断明けからチームに合流していない日本代表MFはこの日もベンチ外。試合後のセレモニーにもひとり姿を見せなかった。
 
 大きな期待を受けて加入しながら、インパクトを残せなかった10番について、現地メディアは厳しい評価を与えている。

 ポルトガル・メディア『SAPO DESPORTO』は、このリーグ優勝を受けて、ポルトの全選手のシーズンを通した寸評を掲載。中島については、「最も高額の契約だったナカジマは、セルジオ・コンセイソン監督のスキームに入るのに時間がかかり過ぎている」として、次のように綴った。

「クリエイティブな日本人選手は、16試合に出場しただけで、まだゴールを決めていない。スタメンは11回あったが、チームのシステムにフィットするのに苦労した。フィジカルを要求される場面が少なくないため、ナカジマは不利な立場に置かれている。ボールのないところでの攻撃性の欠如も、助けにならなかった」

 ピッチ内外で「蚊帳の外」のような状況になってしまった中島。はたして、このままポルトに残留するのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】日本屈指のドリブラー!中島翔哉のキャリアを振り返る!2012-2020

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