【柏】「重要な一戦」となる次節の湘南戦。ヒシャルジソンが語る連敗脱出の鍵は「集中力」だ

2020年07月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

柏はJ1では唯一対外試合を行なわずに公式戦再開を迎えた

昨季のJ2でタックル数1位というハードなディフェンスが魅力のヒシャルジソン。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 柏レイソルのヒシャルジソンは7月15日、練習後にオンライン上での取材に応じた。

 昨季圧倒的な力でJ2を制した柏は、1年でのJ1復帰を果たすと、開幕の北海道コンサドーレ札幌戦でも4-2とJ2優勝の勢いそのままに、順調な滑り出しを見せていた。

 しかし、その後は新型コロナウイルスの影響でリーグは中断。約4か月の時を経て7月4日からリーグは再開された。

 リスタートマッチとなったFC東京戦を0-1、昇格組対決となった横浜FC戦では1-3、さらに川崎フロンターレ戦を1-3と落とし、再開後3連敗と大きく足踏みをしてしまった。

 そんな状況をヒシャルジソンは「開幕の札幌戦はとても良い勝ち方ができた。しかし中断期間でそのリズムが一度落ちてしまった。再開後にすぐ全開とはいかないが、数試合を戦ったなかで、今後はより良くなるはずだ」と語る。
 
 ボランチとしてチームの屋台骨を担う背番号8は、昨季にブラジルのセアラ―から加入。今シーズンがJ1初挑戦となる。再開初戦のFC東京戦では開始早々の7分にイエローカードをもらうと、60分には二度目の警告で退場となってしまった。
「ポジション柄、接触プレーはどうしても多くなる。厳しいジャッジもあったが、それに慣れていくこと、J1の速いリズムにも対応していく必要がある」と、J1への適応も課題に挙げた。続けて「1試合、1試合が学びの場、チームに迷惑を掛けないように頑張りたい」と気持ちを新たにした。

 また、次節の湘南ベルマーレ戦に向けては、「集中力」を課題として挙げた。前述の3試合全てでセットプレーからの失点を喫していることを指摘すると、「J1では一瞬の隙が致命的になってしまう」と実感したという。

 柏はJ1では唯一対外試合を行なわずに公式戦再開を迎えた。試合勘の部分で後れをとっていた可能性は否めない。しかし、再開後に3試合を終えた今、そうも言ってはいられない。

 久々にホームに観客を迎えて行なわれる次戦は、柏にとってのひとつの分水嶺となりそうだ。

「ひとりの選手の意見としては、サポーターには常にスペクタクルな試合を見せないといけないと考えている。しっかりと勝利して、サポーターにも、我々にとっても重要な一戦となるようにしたい」と、意気込みを語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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