「プレーの質を変えた」が…。サラゴサ香川真司、3試合ぶり出場もアウェーでテネリフェとドロー

2020年07月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

途中出場でリズムを生むが、得点を奪えず

3試合ぶりに出場した香川だったが、勝利に貢献することはできなかった。(C)Getty Images

 現地時間7月9日、スペイン2部の第39節が行なわれ、香川真司が所属するサラゴサはアウェーでテネリフェと対戦した。

 この試合で香川はベンチスタート。何とか連敗から脱したいサラゴサは、開始5分でルイス・スアレスが1点を奪って先制に成功し、勢いを見せる。しかし、15分にはテネリフェにPKを与えてしまい、1-1とされる。

 その後は一進一退の攻防が続き、前半ではスコアは動かずに折り返す。そんななか、香川は74分に3試合ぶりにフィールドに投入された。攻撃にアクセントを加えるプレーでリズムを生むと、88分には敵DFニコラ・シプシッチのファウルを誘い、今日2枚目のイエローカードで退場に追い込むなど、存在感を示した。

 だが、肝心のゴールを奪うことができない。89分には香川が頭で合わせて敵ゴールに襲いかかるが、これはGKに防がれ、ネットを揺らすまでに至らなかった。

 終盤にはダニエル・トレ、スアレスが立て続けにイエローカードを提示されるなど、サラゴサは流れをつかみ切れず、試合はそのままドローで終了。勝点1ポイントを獲得したものの、岡崎慎司が所属するウエスカとの勝点差は2ポイントに開いた。

 スペイン紙『DiariodeAvidos』は「確かにプレーの質を変えた」とサラゴサにおける香川投入の効果を高く評価。だが、サラゴサにとっては連敗は食い止めたものの、昇格争いでは足踏みする結果となった。次節はレアル・オビエドとホームで対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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