「タフネスは備えていなければならない」
現状を打破するためには、選手たちが意識を強く持つことを願い、自身は地道な作業を続けていく構えだ。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)
[J1第3節]鹿島0-2札幌/7月8日/カシマ
1月28日のメルボルン・ビクトリーとのACLプレーオフ(●0-1)に始まり、2月16日の名古屋とのルヴァンカップ初戦(●0-1)、同23日の広島とのJ1開幕戦(●0-3)、川崎との再開初戦(●1-2)、続く札幌戦(●0-2)と"公式戦5連敗"。今季の鹿島はここまで、ひとつの勝利、ひとつの勝点も掴めず、泥沼にはまりつつある。
ザーゴ新監督の下、ポジショナルプレーを基盤とした主導権を握るスタイルの確立を目指すが、いまだ思うような成果を上げられずにいる。狙いとするシーンは増えてきているが、それを結果に結び付けられずにいる。直近の札幌戦では相手の2倍以上のシュートを放ったが、決定力を欠き、自分たちのミスで失点し、手痛い完封負けを喫した。
少しずつ上積みが見られる内容に、選手たちも手応えを感じているに違いない。とはいえ、目に見える結果を手にできていない現状では、いくら今季は「降格なし」の特例ルールが適用されているとしても、さすがにメンタル面でダメージがあるのではないだろうか。
不振の真っただ中でモチベーションを保つためには、何が重要になってくるのか。札幌戦の試合後、ザーゴ監督は次のように考えを述べた。
「アントラーズでプレーする以上、メンタルのタフネスは備えていなければならない。このクラブは日本で一番のビッグクラブであり、タイトル数も勝利数も一番多い。勝たなければいけないという義務があり、自分がどこにいるのかを理解して、振る舞ってほしい。勝てないことで、不安を覚えたり、クレームが聞こえてくるかもしれない。それに打ち克つ唯一の方法は、やはり選手自身の中にあると思う」
1月28日のメルボルン・ビクトリーとのACLプレーオフ(●0-1)に始まり、2月16日の名古屋とのルヴァンカップ初戦(●0-1)、同23日の広島とのJ1開幕戦(●0-3)、川崎との再開初戦(●1-2)、続く札幌戦(●0-2)と"公式戦5連敗"。今季の鹿島はここまで、ひとつの勝利、ひとつの勝点も掴めず、泥沼にはまりつつある。
ザーゴ新監督の下、ポジショナルプレーを基盤とした主導権を握るスタイルの確立を目指すが、いまだ思うような成果を上げられずにいる。狙いとするシーンは増えてきているが、それを結果に結び付けられずにいる。直近の札幌戦では相手の2倍以上のシュートを放ったが、決定力を欠き、自分たちのミスで失点し、手痛い完封負けを喫した。
少しずつ上積みが見られる内容に、選手たちも手応えを感じているに違いない。とはいえ、目に見える結果を手にできていない現状では、いくら今季は「降格なし」の特例ルールが適用されているとしても、さすがにメンタル面でダメージがあるのではないだろうか。
不振の真っただ中でモチベーションを保つためには、何が重要になってくるのか。札幌戦の試合後、ザーゴ監督は次のように考えを述べた。
「アントラーズでプレーする以上、メンタルのタフネスは備えていなければならない。このクラブは日本で一番のビッグクラブであり、タイトル数も勝利数も一番多い。勝たなければいけないという義務があり、自分がどこにいるのかを理解して、振る舞ってほしい。勝てないことで、不安を覚えたり、クレームが聞こえてくるかもしれない。それに打ち克つ唯一の方法は、やはり選手自身の中にあると思う」
選手個々の意識の持ちようを強調する同時に、チーム作りの難しさにも言及する。
「今日(札幌戦)は残念ながら、2回のミスで失点したが、明らかなゴールチャンスは4、5回あったと思う。それを決め切れなかった部分は反省しなければならない。自分たちが目指しているのは、連敗ではなく連勝だ。そういう意識改革を様々な方法でアプローチしているが、1、2か月で改善できるものでもない。いろんな形で、地道な作業に取り組んでいかなければならない」
選手も、監督も、ここが踏ん張り時かもしれない。志を曲げず、強い意志で突き進めるか。雌伏の時を経て、反転攻勢をかけたい。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
【PHOTO】チームの歴史が一目でわかる!鹿島アントラーズの「歴代集合写真」を一挙紹介!
「今日(札幌戦)は残念ながら、2回のミスで失点したが、明らかなゴールチャンスは4、5回あったと思う。それを決め切れなかった部分は反省しなければならない。自分たちが目指しているのは、連敗ではなく連勝だ。そういう意識改革を様々な方法でアプローチしているが、1、2か月で改善できるものでもない。いろんな形で、地道な作業に取り組んでいかなければならない」
選手も、監督も、ここが踏ん張り時かもしれない。志を曲げず、強い意志で突き進めるか。雌伏の時を経て、反転攻勢をかけたい。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
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