「腹が立った」 ソン・フンミンと主将ロリスがあわや掴み合いの事態に!内輪揉めにモウリーニョ監督は…

2020年07月07日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ロッカールームに引き上げる際、ロリスが激しく詰め寄り…

ハーフタイムを終え、後半のピッチに向かうロリス(左)とソン・フンミン(右)。(C)Getty Images

 高みを目指すなら、チームメートに厳しい要求をすることも必要ということか。

 現地時間7月6日のプレミアリーグ第33節、トッテナムはホームでエバートンに1-0で勝利した。この試合の前半終了時、トッテナム主将ユーゴ・ロリスがソン・フンミンと衝突したことが話題になっている。

 前半終了の笛が鳴り、選手たちがロッカールームへと向かうと、ロリスはソン・フンミンの元に駆け寄った。激しく文句を言うロリスに、ソン・フンミンも言い返し、両者は揉み合いそうに。間にいたジオバニ・ロ・チェルソらが割って入った。

 だが、ジョゼ・モウリーニョ監督は英衛星放送『Sky Sports』で、ロリスとソン・フンミンの件に「素晴らしい」とコメントした。「われわれのミーティングの結果だ。責めたいならわたしを責めろ」と、自分が望んだ結果だと話している。

「(前節で敗れた際に)わたしは選手たちに厳しかった。彼らに自分たちへの厳しさが足りないと思ったからだ。彼らにもっとほかの選手に要求しろと求めた。チームメートに重圧をかけ、チームスピリットを出させなければいけないとね」

 モウリーニョは「(ソン・フンミンは)素晴らしい青年で、みんなが大好きだ。だが、キャプテンがもっとチームのためにやらなければいけないと考えたということだ」と続けた。

「良くない言葉もいくつかあった。だが、チームにとって成長するために非常に重要なことだと思う。お互いにもっと要求し、強い個性を持つ必要があるんだ」

実際、ロリスは「チーム内のことだ。外では好きなように言える。すべての選手の間にリスペクトがあるよ。僕とソンの間に起きたのは、サッカーで起こり得るものだ。でも、まったく問題ない」と話している。

「試合が終わったときには、僕らがチームの一員として3ポイントを獲得できたことをすごく喜んでいたのが分かったはずだ。前半終了の6秒前に、ちゃんとパスしなかったことでチャンスを許してしまった。それに腹が立ったんだ。でも、それはサッカーの一部であり、問題ない。僕らは前進する」

 ロリスとソン・フンミンの一件は、モウリーニョが望んだような効果をもたらしたのか。今後のトッテナムのパフォーマンスが注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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