【川崎】リーグ再開にオンラインフロンパークも本格始動。中村憲剛&小林悠のトークショーも

2020年07月05日 本田健介(サッカーダイジェスト)

中村、小林からメッセージも

試合前のトークショーには中村(写真上)、小林(写真下)も登場。再開への想いも語った。

[J1第2節]川崎2-1鹿島/7月4日/等々力

 7月4日、約4か月ぶりにJ1が再開したなか、川崎はホームの等々力で鹿島と対戦。リモートマッチと命名された無観客試合での開催となったが、5月からトライアルを重ねてきたオンラインフロンパークも実施された。

 同企画はオンラインカンファレンスツール「Remo」と「Zoom」を掛け合わせて運用するもので、試合開始時にスタジアム周辺で開催されていた"フロンパークを"オンライン上で行なうというもの。

 サポーターは自由にコミュニケーションができ、クラブの貴重な情報を得られるなど、これまではスタジアム周辺で参加可能だったイベントをオンライン上で体験できる。

 オンラインフロンパークは試合数時間前からオープンし、ダゾーンと連係して試合の様子も見られる構造となっている。
 
 この日は戦線離脱中の中村憲剛、小林悠の特別トークショーも開催。中村は「やっぱり皆さんがいないのは寂しなと思いつつ、今はそんなことを言えない状況。でも再開できたことはいろんな人に感謝をしないといけません」と感慨深げに話し、小林も「難しい状況で試合をできるのは幸せに感じますし、皆さんの分までしっかり応援したいなと思います」とコメント。

 選手の入場口の周辺にはサポーターから募集したメッセージが貼り付けられ、その様子を見たという中村は「直筆のメッセージは胸にくるものがある。熱いですよね」と感謝の言葉を口にした。

 ふたりはこの日からトレーニングに部分合流。ともに笑顔を見せ、早期の復帰を誓った。

 今後もイレギュラーな形でリーグ戦が続くなか、オンラインフロンパークは、クラブ、選手、サポーターらをつなぐ新たな空間になりそうだ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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