W杯アジア2次予選は「ぶっつけ本番」の可能性が…。9月の国際Aマッチが来年6月に延期

2020年06月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

10月、11月の予選は予定通り行う方向

本日JFAが“ジョホールバルの歓喜”を放送するため、代表ユニホーム姿で登場した田嶋幸三会長。※写真はブリーフィング中のスクリーンショット

 JFA(日本サッカー協会)は6月26日、オンライン上でメディアブリーフィングを開催。日本時間の昨夜未明に行なわれたFIFA(国際サッカー連盟)カウンシルでの決定事項を説明した。

 田嶋幸三会長は「インターナショナルマッチデーのカレンダーが突然変更されました」とし、各国の代表活動を優先して行なえるインターナショナルマッチデー(IMD)は、当初9月に予定されていた試合が来年の6月に延期されたことを告げた。なお、元々予定されていた来年6月開催分と合わせて計4試合を行なうスケジュールになる見通しだ。

「10月、11月に組まれているものは予定通りワールドカップ2次予選を行なう見通し」としたものの、「昨夜突然決まったことで、まだAFC(アジアサッカー連盟)内での議論も行なわれていない状態」だという。

「今決定しているのは9月に試合が無くなったということ。(選手招集への)拘束力が無くなるので、考えなければならない。ワールドカップ予選にぶっつけ本番で挑むことになる。今後どうするかを考えなければならない」とIMDが設定されなくなった9月の代表活動に含みを持たせた。
 
 その一方で、「どこの国も同じ条件ですが、特に現在の日本代表では、海外でプレーする選手も多いので、ある程度このインターナショナルマッチデーに合わせていかなければならない」というジレンマもある。

 2022年のカタール・ワールドカップについては、予選の各大陸間プレーオフの日程も変更となり、22年3月から6月に延期することが発表されている。

 田嶋会長は、ほかにFIFAカウンシルで、新型コロナウイルス危機からの救済策として、全211の加盟協会に分配金が配られることや、最大5億円規模の融資の枠組み、FIFAの予算見直し、2022年に100億円の黒字へ転換させる方策、アンチドーピングについての決議などが行なわれたことを報告した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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