【インタビュー】2戦連発! ただ今絶好調、「浦和の武藤」

2015年02月13日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

武藤雄樹(浦和/FW)が手応えと抱負を語る。「公式戦に出ることと、そこで結果を残すことが大事」。

11日の磐田戦で宇賀神のクロスに合わせ先制ゴールをマーク。「武藤がすごく良い」(柏木)と、周りからの評価を高める。(C) SOCCER DIGEST

 まず、自称天才美容師という通訳のロドリゴ・シモエスさんに髪を切ってもらったが、両サイドを短髪にする斬新なヘアスタイルに、ちょっと恥ずかしかった。すると翌日、合宿の同部屋だった自称カリスマ美容師という槙野が修正に乗り出し、左の頭サイドを綺麗に刈り上げる、より奇抜なヘアスタイルが完成した。
 
 恥ずかしさは倍に膨れた。

 しかし、その髪型が吉兆をもたらしたのか、熊本との練習試合、磐田とのニューイヤーカップと、出場した2試合で連続ゴールを決めている。
 
「それでも、この髪型は嫌です。早く伸びてほしい(泣)」
 
 ただ今絶好調、浦和に今季加入したFW武藤雄樹が、これまでの手応えと今後の課題を語ってくれた。
 
――・――・――・――・――
 
――チーム始動から2か月が経ちました。チームにはかなり馴染めてきたようですが?
 
「もうすっかりチームメイトのみんなと仲良くなれて、誰とでも良い関係を築けています。ピッチの上でも、浦和のスタイルに徐々に順応できてきたと思います」
 
――前線は様々な組み合わせがテストされてきました。紅白戦や練習試合でチーム分けされる時、前線がどのような組み合わせになるのか、どちらのチームに入るのか、結構緊張します?
 
「いや、それは別にないです。宮崎キャンプの時からメンバーを固定せず、いろんなパターンを試してきたので、別にどちらに入ったからとか気にしていません。結局、公式戦に出ることと、そこで結果を残すことが大事なんで。それに今シーズンは連戦が多いので、メンバーを固定して戦い続けるのはきっと難しいので、あとは自分が出た時にいかに活躍するかが大切になりますから」
 
――そのなかで、持ち味は出せてきました?
 
「徐々に出せてきています。最初の段階では浦和のサッカーに馴染もうと取り組んできて、次第にフィットしてきたなか、いかに自分の持ち味を出していくか、という意識に変わってきました」
 
――最近はどんなことを心掛けていますか?
 
「ミシャ(ペトロヴィッチ監督)からはポジショニングや動き方、動き出しについて細かく言われているので、最近というより毎日そこを意識しています。その動き方が身体に染み付いて自然と反応できるようにしていきたいです」
 
――合宿中、練習以外ではどんな過ごし方をされていました?
 
「指宿では槙野さんと同部屋なので、よく賑やかに過ごしています。あとは周作さん(西川)と3人でトランプをしたりしています」
 

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