「日本人は、目立たないが貢献している」1部昇格目前!シュツットガルト遠藤航の働きを現地メディアが高評価

2020年06月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「パスさばきは落ち着いている」

チームの要として高く評価されている遠藤。 (C)Getty Images

 ドイツ2部のシュツットガルトは、現地時間21日に行なわれた第33節のニュルンベルクに6-0の大勝を飾った。勝点58で2位を維持し、残りは1試合。3位のハイデンハイムとは3ポイント差で、最終節のダルムシュタット戦でドロー以上で昇格が決定。得失点差は11点あるため、奇跡でも起きない限りは、負けても1部へ上がれる状況だ。

 ニュルンベルクに大勝した要因のひとつとして挙げられているのが、遠藤の"復帰"だ。ドイツのサッカー専門誌『kicker』は採点で遠藤に「2.5」をつけ、「前節のザンドハウゼン戦に5-1で勝利したにもかかわらず、ペッレグリーノ・マタラッツォ監督はふたつのピースを入れ替えた。パスカル・シュテンツェルと警告累積で出場できなかったワタル・エンドウだ」と評している(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)。

 また、『Zeitungsverlag Waiblingen』紙のシメオン・クラマー記者は「3」をつけ、このように綴っている。

「もはや無害となったニュルンベルクに対して、ほとんどチャレンジすることはなかったが、パスさばきは落ち着いており、全体的に良かった。目立たないが、この日本人はチームに貢献している」

 6点という大量得点で評価が高い攻撃陣と比べると控えめだったが、『Stuttgarter Nachrichten』も、「チームを先導し、様々なことに取り組む姿勢を見せた。やや不注意なプレーで何度かボールをロストしたが、前線へのギアを入れる存在だった」と称えている。

 シュツットガルトは、勝って気持ちよく昇格を決められるか。28日に開催されるダルムシュタット戦の遠藤にも注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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