「恐怖の怪我だ」アーセナル守護神が敵FWとの激突でショッキングな負傷交代。担架の上から“加害者”に激怒

2020年06月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アーセナルの選手は、もっと謙虚になったほうがいい]

空中でモパイ(左)と衝突した後の着地で右足を痛めたレノ(右)。(C) Getty Images

 チャンピオンズ・リーグの出場権獲得を目指すチームにとっては、あまりに痛い離脱となりそうだ。

 現地時間6月20日に開催されたプレミアリーグ第30節で、アーセナルはブライトンと敵地で対戦。0‐0で迎えた36分だった。

 ブライトンが送り込んだロングボールに対し、アーセナルのGKベルント・レノが前に出てエリア内でキャッチ。その瞬間だった。遅れて突っ込んできたニール・モパイと衝突し、着地の際に右足を痛めて、ピッチに倒れ込んだのだ。

 激痛に顔を歪めたドイツ代表守護神は、5分あまり応急処置をした後、担架でピッチの外へ運ばれ交代を余儀なくされた。その際、近寄ってきたモパイを指さし、怒りを露わにしたことからも、その怪我の深刻さが窺い知れた。
 
 この負傷シーンを「恐怖の怪我」と伝えた英紙『The SUN』は、アーセナルのミケル・アルテタ監督の試合後のコメントを紹介している。

「見た感じは良くなかった。でも、まだ何も分からない。私のところからは遠すぎて、よく分からなかった。モパイは意図的にやったのでないと思う」

"加害者"になってしまったフランス人FWは試合後、ハーフタイム中に敵将に謝罪したことを明かし、「怪我をさせるつもりはなかった。本当に申し訳ない。彼の早期回復を願っている」と改めて謝意を示したうえで、こうコメントしている。

「アーセナルの何人かの選手は、もっと謙虚になったほうがいい。いろいろ言ってきたよ」

 試合終了間際に、そのモパイに決勝点となるゴールを決められ、1-2で敗れたアーセナル。怪我人続出のなか、不動の守護神の故障、再開後連敗と厳しい状況に追い込まれている。

構成●サッカーダイジェスト編集部Web編集部

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