「恥じて頭を抱えろ!」「死ぬほど気分が悪いGK」OBのロイ・キーンが緩慢なマンU守備陣に激怒!

2020年06月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「あんな失点には激怒する」

不甲斐ない古巣の出来に怒り心頭だったロイ・キーン。(C)Getty Images

 6月19日のプレミアリーグ再開初戦、マンチェスター・ユナイテッドは敵地でトッテナムと1-1で引き分けた。前半に先制を許しながらも、後半に途中出場のポール・ポグバがPKを獲得。ブルーノ・フェルナンデスがこれを決め、勝点1を手にしている。

 敗北は免れた。だが、レジェンドのロイ・キーンは、後輩のパフォーマンスに激怒している。怒りを向けられたのは、キャプテンマークを巻いたハリー・マグワイアと守護神ダビド・デ・ヘアだ。

 ユナイテッドは前半27分にステフェン・ベルフバインの先制点を許したが、この失点場面での両者のパフォーマンスが、かつての闘将をキレさせた。

 英衛星放送『Sky Sports』で、ユナイテッド元主将のキーンは「あの失点はショックだよ。長年サッカーをたくさん見てきたが、あんな失点には激怒する」と話している。

「マグワイアにはがく然としたよ。代表選手があんな風に抜かれるなんてね。それにこのGKは死ぬほど気分が悪い。国際的に実績のある守護神だ。あっけにとられるよ。私が監督なら、ハーフタイムで何人か代えていた。スパーズは良かったが、マグワイアとデ・ヘアだよ。チームバスに乗せないで彼らはタクシーでマンチェスターに帰す」

 キーンは「マグワイアとデ・ヘアは恥じて頭を抱えるべきだ。マンチェスター・ユナイテッドを代表しておいて、あんな風に抜かれるなんて」と、説教を続けた。

「デ・ヘアはわたしが長く見てきたなかでもっとも過大評価されている守護神だ。ソン・フンミンのシュートはわたしでもセーブしたさ。あれは素晴らしいセーブじゃない。ゴール中央(へのシュート)だったじゃないか。(止めるのが)彼の仕事だよ」

 一方、オーレ・グンナー・スールシャール監督は「最初のチャンスで決められたのはがっかりしたが、彼(ベルフバイン)は本当にうまく蹴ったよ。ボールはブレていた」と、デ・ヘアを擁護している。

「私の良き友人であるロイは、ファンタスティックなMFだった。彼ならあれを止められていたのかは分からないし、それはポイントじゃない。もちろん、デ・ヘアは少し落胆している。でも、ボールは空中で動いていた。それにその後、彼は良いセーブをしているよ」

 偉大なる先輩の激怒と、指揮官の擁護に、デ・ヘアは何を思うだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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