現地時間６月17日、コッパ・イタリアの決勝、ユベントス対ナポリがローマのオリンピコで開催された。

　序盤からボールを支配したのは２年ぶり14回目の優勝を狙うユベントス。開始５分に、カジェホンのバックパスをカットしたディバラのパスを、クリスチアーノ・ロナウドが強烈なシュートで狙うも、これはGKメレトにセーブされる。

　一方、６年ぶり６回目の戴冠を目論むナポリは24分、インシーニェがFKで狙ったが、惜しくもポストを叩く。守護神ブッフォンと１対１となった40分のデンメのシュートも防がれた。

　後半も一進一退の展開が続くなか、72分にナポリに決定機。右サイドからのクロスにフリーのミリクは右足で捉えるも、枠を捉えられない。84分にも、カウンターからいい形を作り出すも、インシーニェのミスショットで好機を逃す。さらに、後半アデョショナルタイムにもCKからマクシモビッチがヘッドで狙ったが、ブッフォンの身体を張った守りに防がれた。

　ユーベも攻め手を欠いてナポリの堅牢を崩せず、スコアレスのまま90分が終了。試合はPK戦に持ち込まれる。

　先攻のユーベは、１人目のディバラと２人目のダニーロが続けて失敗。４人全員が決めたナポリが６年ぶりのタイトルを獲得した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部