プレミア再開戦でマンCが3発完勝! 敗れたアーセナルは負傷者と退場者が出る散々な内容に…

2020年06月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

D・ルイスは2失点に絡んで…

先制点を決めてリスタートでの勝利に貢献したスターリング。その背後で頭を抱えているのは、2失点に絡んで退場したD・ルイスだ。 (C) Getty Images

 現地時間6月17日、プレミアリーグは第28節(延期分)が開催され、マンチェスター・シティが本拠地でアーセナルを迎え撃った。

 3月9日に開催されたレスター対アストン・ビラの一戦を最後に約3か月の中断を余儀なくされていたプレミアリーグ。その再開戦で実現したビッグマッチは、ゲーム感の無さもあり、互いの出方を伺い合う慎重な立ち上がりとなった。

 一進一退の攻防が続くなかで、ホームのシティは、果敢にくさびのパスを前線につけてアグレッシブに攻め入ると、23分にはウォーカーが、34分にはシルバが、それぞれ敵エリア内で決定機を創出した。

 一方のアーセナルは、7分にジャカが、25分にP・マリが負傷交代となるアクシデントに見舞われた影響もあり、ギアが上がりきらずに停滞するシーンが散見した。

 攻守の構図がハッキリと表れはじめた前半アディショナルタイムの2分にシティが均衡を破る。右サイドに開いたデ・ブルイネのエリア内へのミドルパスの処理を相手CBのD・ルイスがミス。背後に流れたルーズボールを拾ったスターリングが豪快にニアサイドへと蹴り込んだ。
 先手を取って後半を迎えたシティは、前半からの流れのままに主導権を握ると、ポゼッション率を高めて相手を押し込むと49分に追加点を奪取する。マハレズがD・ルイスに倒されていた獲得したPKをデ・ブルイネが決めた。

 PKを献上してしまったベテランのD・ルイスが途中出場ながら退場となり、数的不利となったアーセナルは、そこから一気に防戦一方となってしまう。

 60分を過ぎてから明らかなワンサイドゲームを展開したシティは、相手に反撃の余地を一切与えずに時間を消化する盤石の試合運びを披露し続けた。

 なんとか一矢報いたいアーセナルは、66分にラカゼット、ネルソン、メイトランド=ナイルズの攻撃的カードを同時に投入して、停滞ムードの一掃を図ったが、余裕のあるパフォーマンスを見せる王者を前に反撃の術は見いだせないまま。最後まで相手ゴールを脅かすことはできなかった。

 その後、82分に守護神のエデルソンと衝突した若手CBガルシアが負傷退場となるアクシデントに見舞われたシティだったが、危なげなく残り時間を消化。そして、後半アディショナルタイム1分にフォデンがアグエロのシュートのこぼれ球を押し込んで趨勢を定めた。

 大きな注目を集めた一戦は、攻守に躍動したシティが、難敵アーセナルを寄せ付けずに貴重な3ポイントを積み上げた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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