「オオサコは巧かったが…」大迫勇也の渾身ヘッドを止めたノイアーの“神セーブ”に独メディアも脱帽「凄すぎた」

2020年06月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

終盤のピンチに…

8連覇の懸かった大一番。大迫(右)のシュートに対してノイアー(左)が披露したファインセーブに賛辞が止まらない。 (C) Getty Images

 現地時間6月16日、ブンデスリーガの第32節が開催され、大迫勇也の所属するブレーメンと対戦したバイエルンは、大黒柱ロベルト・レバンドフスキの決めた虎の子の一点を守り抜いて辛勝。2012-13シーズンから続くブンデスリーガ8連覇を達成した。

 残留争いの真っただ中にあるブレーメンに苦戦を余儀なくされたバイエルン。79分に2度目の警告を受けたアルフォンソ・デイビスが退場となって数的不利となった終盤は、パワープレーで押し込まれた。

 この窮地で出色のパフォーマンスを見せつけたのは、ドイツ代表守護神でもあるマヌエル・ノイアーだった。

 最大の見せ場となったのは、終了間際の86分だ。右サイドを攻め上がったフィン・バルテルスの鋭いクロスに合わせた大迫の渾身のヘディングシュートを、体勢を崩されながらも、横っ飛びでセーブ。あわや同点の危機からチームを救い出したのだ。

 気迫のシュートストップには、相手チームも驚きを隠さない。ブレーメンのオランダ代表MFダフィ・クラーセンは試合後に、「最後のところで少しだけ運がなかった。とくに最後のシーンはノイアーが凄すぎた」と脱帽した。
 
 さらにドイツ・メディアもバイエルンを8連覇に導いたノイアーに賛辞を送っている。

 ブレーメンの地元紙『Kreiszeitung』は、「オオサコはこの試合における数少ないトッププレーヤーだった。この日本人は本当に巧みだったが、最後の最後でゴールをノイアーに奪われた」と綴り、ドイツの公共放送『DW』は、次のように褒めちぎった。

「これぞノイアーと言えるワールドクラスのセーブだ。オオサコは名手の隙を突いたかに見えたが、忍び寄る敵を名手は見逃さなかった。本当に凄すぎるプレーだ」

 先月20日にバイエルンと2023年6月30日までの契約を締結させたノイアー。心身ともに充実の一途を辿っている世界最高GKのプレーは、文字通り圧巻だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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