「真実を話してない…」ベルギー代表MFヤヌザイがファン・ハールと“舌戦”! 名指し批判に怒り心頭

2020年06月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

ファン・ハールからの批判に真っ向から意見!

ユナイテッドでポテンシャルを発揮しきれなかったヤヌザイ(左)は、当時の指揮官であるファン・ハールからの批判に反論した。 (C) Getty Images

 かつて"主従関係"にあった二人のやり合いが話題を呼んでいる。現在レアル・ソシエダでプレーするベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイとオランダ人監督のルイス・ファン・ハールだ。

 発端となったのは、ファン・ハールの発言だ。

 2014年から約2年間に渡ってマンチェスター・ユナイテッドを指揮したオランダの智将は、複数のオランダ・メディアのインタビューで、自らが更迭されたワケを問われ、「30歳以上の選手が10人、35歳以上の選手が5人という時代遅れのチームだった」とチーム構成に問題があったことを指摘。そのうえで、当時19歳だったヤヌザイも非難したのだ。

「アドナンには多くのチャンスがあったし、私も与えていた。メンフィス・デパイと同じように信じていたんだよ。彼らが私のチームの戦術プランに貢献してくれるとね。だけど、彼らはそれを実行しようとしなかった」
 

 実名を晒しての赤裸々な批判に、怒り心頭なのはヤヌザイだ。オランダ紙『Het Nieuwsblad』のインタビューで、ファン・ハールへの想いを口にした。

「あぁ、ルイス・ファン・ハールのことね。彼の意見に対して、わざわざ自分自身を擁護する必要はないよ。何よりもスタッツが事実を言い尽くしているからね。僕らがどれだけアシストやゴールなどで違いを生み出しても、その後はいつもベンチだったんだよ。メンフィスも同じさ」

 だが、ファン・ハール政権下の2シーズンで、ヤヌザイは公式戦26試合に出場して1ゴール・0アシストという成績に終わっている。それでも、元上司の「チャンスを与えた」という発言に対して、こう言い返している。

「彼が僕らに十分なチャンスを与えたと言うなら、それは真実を話していない。とても簡単な話さ。でも、幸いなことに、マンチェスター・ユナイテッドには自分の良さを分かっている人が大勢いるよ」

 はたして、かつての教え子からの反論をファン・ハールはどう受け止めるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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