「クボがボスの座を勝ち取った」久保建英が36歳の重鎮MFにFKを譲らず!地元紙も注目「ボールを放さなかった」

2020年06月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

強烈なシュートでバルサを脅かす

セビージャ(右)に決してキッカーを譲らなかった久保。(C) Getty Images

 現地時間6月13日に行なわれたラ・リーガ第28節で、久保建英が所属する18位のマジョルカは、首位のバルセロナをホームに迎え、0-4の大敗を喫した。

 約3か月ぶりの試合でリーガ王者も万全とは言い難く、圧倒されたわけではなかったものの、開始早々にアルトゥーロ・ビダルに先制点を許し、あっさり主導権を渡してしまったのは痛恨だった。

 そんな劣勢のチームにあって、果敢なドリブルから惜しいシュートを放つなど、小さくないプレゼンスを発揮した久保には、現地メディアも軒並みポジティブな評価を与えている。

「先制された後、バルサを揺さぶったマジョルカの中心にはクボがいた」と綴った地元紙『Diario de Mallorca』が注目したのは、あるワンシーンだ。
 
 30分過ぎ、マジョルカはペナルティーアークのやや外側という好位置でFKを獲得する。この場面で、久保はずっとボールを抱えたまま、普段FKを蹴る機会が多い36歳のサルバ・セビージャに譲らず、自らセットしてキック。鋭いシュートが敵GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンを急襲したが、正面だったため弾かれてしまい、惜しくもゴールにはならなかった。

『Diario de Mallorca』紙は、「セビージャが蹴るはずだったFKの場面で、クボはパワフルなショットを撃つまでボールを放さなかった」と綴り、「クボがこのチームの"ボス"の座を勝ち取ったことを示した」と伝えている。

 これまでもセビージャが出場した試合では、なかなかプレースキックを蹴らせてもらえなかった久保。17歳年上の重鎮にキッカーを譲らなかったのは、自信の表われとも言えるだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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