【東京V】“育成のヴェルディ”が普及事業の拡大へ、コンサルティング会社と業務提携

2015年02月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

5年後の東京五輪に向けて、長期的な視野で取り組む予定。

育成面で着実に成果を上げてきた東京Vが、スカイライト コンサルティング社との資本・業務提携で、さらなる普及活動の拡大に取り組む。

 数多くのJリーガーを輩出してきた"育成のヴェルディ"が、さらに育成型クラブとしての地歩を固める――。
 
 東京Vは、普及事業の拡大・伸長を目的として、スカイライト コンサルティング株式会社と資本・業務提携を締結したことを発表。これまで様々なビジネスシーンでコンサルティングサービスを提供してきた同社の専門知識、幅広い業界での経験をもとに、育成クラブの土台である普及事業の拡大・伸長のために支援を得ることとなった。
 
 東京Vは昨季のJリーグアウォーズで、二度目の最優秀育成クラブを受賞。国内ではパイオニア的存在と言えるサッカースクールからジュニア、ユースまでの一貫した育成組織は、トップチームのみならず広くJリーグで活躍する優秀な人材を継続的に供給している。
 
 こうした育成型クラブとしての地盤を強化するため、今回、「ともに、未来へ。」「一歩ずつ、着実に。」というビジョンの下に事業展開するスカイライト コンサルティング社の賛同を得て、資本・業務提携の締結に至った。
 
 同社の代表取締役である羽物俊樹氏によれば、今後クラブの普及事業に対して、「弊社の持つ事業拡大のノウハウや経験を、専任コンサルタントの派遣を通じて」提供していくという。また、「着実に成果を出していきたい」と、プロジェクトの成功へ意欲を見せている。
 
 ちなみに、羽物氏は日テレ・ベレーザに所属するFW田中美南が小学生時代に所属していた川崎ウィングスFCの監督を務めており、そうした縁も今回の業務提携を後押しする形となった。
 
 さらに、東京Vは同社と5年間(2015~19シーズン)にわたるコーポレートパートナー契約も併せて締結。ホームゲームでのベンチサイドボードには、<スカイライト>のロゴが掲出される。
 
 2020年にはホームタウンでの開催となる東京五輪もあり、5年後に向けて多くのスポーツの活性化が期待される。東京Vは心強い味方を得て、長期的な視野で普及活動に取り組んでいく構えだ。
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