新型コロナウイルスの影響で中断していたイングランドのプレミアリーグは、現地時間６月17日に再開する。

　リーグ再開に備えて各クラブは最終調整を続けている。南野拓実が所属するリバプールは、11日にアンフィールドで３月以来となる対外試合を実施。イングランド２部のブラックバーンに６-０と大勝した。

　先発した南野は、23分に先制点となるナビ・ケイタのゴールをお膳立て。36分には左サイドから切り込んだサディオ・マネからのグラウンダーのクロスを受け、左足でゴール右隅に蹴り込んだ。

　ハーフタイムにロベルト・フィルミーノと交代したが、前半のみで１ゴール・１アシストという結果を残し、アピールに成功した。

　英メディア『THe Boots Room』のジュゼッペ・ラベラッテ記者は、「王者候補チームの冷静な勝利。ケイタ、ジョエル・マティップ、キジャナ・ホーバー、レイトン・クラークソンらスコアラーのなかで、特にタクミ・ミナミノのゴールを称える声が目立った」とし、ファンの声を伝えている。

「単純にうれしい」
「もし我々がミナミノに5000万ポンド払っていたとしたらもっと興奮していたかもしれない。彼は僕らにとって素晴らしいプレーヤーになるぞ」
「これから数週間（そして数年）で、南野がたくさん見られる予感がする」
「ミナミノの契約が終わる前に、レジェンドになるように応援するよ。彼がこのチームでどんな未来をもたらすのか、楽しみでたまらない」
「タクミ・ミナミノ、この名前を今の内に憶えておこう。彼はユルゲン・クロップの下で何か特別な存在になりそうだ」
「クロップは彼が特別な選手になれることを知っていた。タキのさらなる活躍が待ち遠しい」
「彼はたった約725万ポンド（約９億円）なんだぞ…。痺れるよ」

　リバプールは21日の開催されるエバートンとのダービーマッチが再開マッチとなる。南野に対するサポーターの期待は、かなり高まっているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部