C・ロナウドやラウールも凌駕!マドリーで燻る26歳FWが持つ“驚異のクラブ記録”とは?「なぜ先発起用されないのか…」

2020年06月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

上回ったのはメッシだけ?

3月のクラシコで途中出場から数十秒にゴールを決め、喜びを表現するマリアーノ。その目には涙があった。(C)Getty Images

 レアル・マドリーのFWマリアーノ・ディアスの"隠れた"偉大な記録を報じたのが、スペインの『Marca』紙だ。

 ジネディーヌ・ジダン監督の信頼を勝ち取れず、このフランス人指揮官が昨年3月に復帰して以降の50試合で9回、たった269分しかプレーしていないドミニカ共和国代表のストライカーは、しかし抜群の得点率を誇っているという。

 記事によれば、マドリーで10ゴールを挙げるまでに要した時間は、37試合で962分。1試合当たりでは、26.38分しか出場していない。これは歴代のマドリーの並み居るアタッカーを上回り、トップの数字だという。

 2位は現在のエースであるカリム・ベンゼマで、同じ37試合ながら出場時間は1827分と2倍近くあり、1試合当たりは49.29分。以下、3位ゴンサロ・イグアイン(50.25分)、4位フェルナンド・モリエンテス(50.67分)、5位ラウール・ゴンサレス(58.79分)、6位ガレス・ベイル(61.70分)、7位エミリオ・ブトラゲーニョ(64.29分)と名立たるビッグネームが続き、7位がクリスチアーノ・ロナウドで69.29分だった。
 
 さらに、18年夏にリヨンからマドリーに復帰して以降、マリアーノは2シーズンでラ・リーガでは461分に出場して4ゴールを決めている。1ゴール当たりの出場時間は115分だ。同じ期間で、この数字を上回るのは、リーガでは4600分にピッチに立って55ゴール(1ゴール当たり84分)を奪ったリオネル・メッシだけだという。

 このデータを受けて、『Marca』紙は「マリアーノにスタメンの機会がもっと与えられないのは奇妙だ」と綴っている。

 今年3月のバルセロナとのクラシコでも、今シーズン初出場から数十秒後にネットを揺らすという離れ業をやってのけた26歳を、ジダン監督は再開後も冷遇するのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事