「無くならないかも知れない…」札幌FW鈴木武蔵が人種差別問題に持論。自身の経験を踏まえ胸の内を明かす

2020年06月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

幼い頃の自身の写真も公開

鈴木が自身のSNSで人種差別問題について持論を展開した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 北海道コンサドーレ札幌FW鈴木武蔵が自身のインスタグラムを更新。アメリカなどで深刻な問題とされている人種差別について、自身の幼き頃の写真とともに持論を展開している。
 
 現在、アメリカで起きた白人警官が黒人男性を死亡させた事件をきっかけに、全米50州で抗議デモが行なわれ、バラク・オバマ前大統領がコメントを発表するなど、アメリカだけでなく、世界中で人種差別の問題が取り上げられている。
 
 ジャマイカ人の父を持つ鈴木はSNSで、「最近人種差別のニュースをよく目にする」と切り出し、ジャマイカ代表のユニホームに身を包んだ、幼少期の自身の写真とともに、人種差別に対する考えを綴っている。
 
「この問題ってめちゃくちゃ難しくて、人種差別を無くしたいとも思うけど僕は無くならないかも知れないとも思ってる。これは恐らく自分が幼少期に受けてきた事が影響してるのかもしれない。多くの人が優しさに満ち溢れてる世の中だけど、全ての人がそうではない。でも人種が違うだけで命を落としたり貧しい思いをするのは違う」
 
 自らの経験も踏まえて胸の内を明かし、「色や外見で判断しないで中身を見よう」と呼びかけた投稿に、ファンからは共感する声が多く寄せられた。
 
「みんなが笑顔で生活出来れば良いですね」
「本当に仰る通り」
「蔵のそういうところ好き」
「経験からくる言葉は重みがあるね」
「人は何故人の優位に立とうとするのだろ」
「みんなが仲良くなれますように」
 
 差別について「無くならないかも知れない」と述べた鈴木だが、投稿の最後には「人種差別だけではなく色々な差別が世界中で少しでも無くなりますように」と願いを込めて発信している。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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