「彼も復帰を望んでるから…」異例の“メッシ条項”! アルゼンチン代表GKが古巣と約束した契約の内容は?

2020年06月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

海外メディアも驚嘆!

メキシコで充実した日々を送るグスマン(左)がメッシ(右)を絡めた驚きの条件を古巣に提示した。 (C) Getty Images

 南米でも指折りの実力を誇る守護神が仰天(!?)の契約を結んだ。

 現地時間5月31日、米メディア『ESPN』をはじめとする複数メディアは、現在メキシコ・リーグのティグレスに所属するナウエル・グスマンが、母国の古豪ニューウェルスと古巣復帰の契約を交わすうえで、バルセロナの大黒柱であるリオネル・メッシの加入も条件に加えたと報じた。

 2005年にニューウェルスでプロキャリアをスタートしたグスマンは声価を高め、14年にティグレスに移籍。今年2月に開催されたCONCACAFチャンピオンズ・リーグでは、劇的な決勝ゴールを決めるなど、存在感を放ち続け、太陽の国で充実した日々を過ごしている。

 アルゼンチン代表としてもロシア・ワールドカップに参戦したグスマン。現在34歳とベテランの域に達しているだけに母国に戻ることも考えている。だが、そのうえで同じくニューウェルスの下部組織出身のメッシを復帰させることを条件にすることをクラブに申し出たという。

 アルゼンチン・メディア『Tyc Sports』の取材に応じたグスマンは、次のように明かしている。
 

「交渉の場でその提案をしたとき、ニューウェルスはその条項を盛り込むことを約束してくれたんだ。彼らとの契約期間において僕がニューウェルス戻る唯一の方法は、メッシも復帰することさ。

 たとえ、それが半年ほどの期間だったとしてもね。彼も復帰を望んでいるし、アルゼンチンでプレーする意欲も持っているから、それが起きれば個人的に嬉しいよ。もちろん、彼の家族の状況なんかを考えれば、それが難しいことは理解しているけどね」

 この驚きとも言える条件提示は海外メディアで小さくない反響を呼んでいる。フランスの有力紙『レキップ』は「偉大なスターとの共闘を夢見るGKの驚きの合意」と報じれば、英紙『The Sun』は「ファンにとってもエモーショナルな契約だ」と伝えた。

 現在バルセロナと2021年夏までの契約を締結しているメッシ。果たして、アルゼンチン・サッカー界屈指のスターが古巣に復帰することはあり得るのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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