「7月にバルセロナに戻る」安部裕葵のリハビリ状況が公開! チームへの合流は8月以降か

2020年06月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

2月に大腿二頭筋を断裂し、現在はリハビリ中

安部は6月いっぱいは日本でリハビリをし、7月にスペインへ戻る予定のようだ。 (C)Getty Images

 現地時間5月31日、バルセロナBに所属する安部裕葵のリハビリ状況が、公式ホームページで発表された。

 安部は2月11日に行なわれたセグンダB(実質3部)のバルサB対プラット戦で大腿二頭筋を断裂。11日にフィンランドで出術を受け、2月末には日本に帰国し、リハビリを続けている。

 公式HPにアップされたレポートによれば、スペインでは7月1日まで入国者に対して2週間の隔離を義務付けることになっているため、安部がスペインに戻った際にリハビリのプロセスが滞らないよう、この措置が緩和されるまでは日本でリハビリを続けるという。

 そして、"朗報"として「彼のコンディションは完璧に近い」と伝えている。 

「世界的に危機的な状況が続くなか、リハビリは完璧に行なわれている。日本側とこまめにコンタクトしてモニタリングを続け、回復段階をコントロールしてきたメディカルスタッフは、アベの仕上がりに満足感を隠せない。最初はコンディション調整からはじまり、動作の向上、ランニングの導入、複雑な動きやスピードの加増を経て、スプリントやボールを蹴るところまで進められている」

 今後は7月にバルサに戻った後、8月にもう一度日本に戻ってリハビリの最後の仕上げを行ない、2020-21シーズンに向けてチームに合流する予定のようだ。

 今回のケースについて、クラブは「ロックダウン中に海外リハビリを行なったバルサBで初の選手となる。世界的に難しい状況であってもコネクションを密にとった結果、成功に繋がった。将来ふたたびこのような脅威が発生した場合に対処する基礎を築いた」と綴っている。

 現在21歳の安部は、来夏に延期された東京五輪出場も期待されている。このまま順調にリハビリが進み、万全な状態でピッチに戻ってくるのをファンは待っていることだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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