「CAをナンパしようとして…」ドログバと“悪童”が機中で大バトル! 元コーチがマル秘エピソードを告白

2020年05月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

ミドの“悪すぎるライフスタイル”とは?

アフリカを代表するストライカーであるミド(右)とドログバ(左)の関係性が明らかにされた。 (C) Getty Images

 アフリカ・サッカー界では、これまで数多くの点取り屋たちが誕生してきた。元コートジボワール代表のディディエ・ドログバと元エジプト代表のミドも、そのひとりとして数えられるだろう。

 そのドログバとミドは、かつて共闘していたことがあった。2003-04シーズンにリーグ・アンの古豪マルセイユで2トップを組んでいたのだ。

 長身でありながら足下のテクニックに秀でた技巧派のミドと巨躯を利した豪快なプレーが売りのドログバ。この身体能力に秀でたコンビは相手DFの脅威となった。だが、実際の関係性は芳しくなかったようである。

 現地時間5月28日にフランス・ラジオ局『RMC Sport』の番組に出演した元マルセイユのコーチであるホセ・アニゴ氏が、当時の二人の関係性を物語るエピソードを告白した。

「ヨーロッパ遠征から帰ってくるときの機内で二人が揉めたことがあったんだ。ミドがいつものようにおかしなジョークを飛ばして、ナンパをしようとスチュワーデスにちょっかいを出したんだ。それをドログバが許さなかったんだ。
 
 ドログバがミドに詰め寄って、一気にヒートアップした。機内が揺れたよ。まるで乱気流でも起きたかってぐらいにね。まさにヘビー級の衝突だった。二人は仲が良かったはずなんだけどね」

 さらにアニゴ氏は、当時のチーム内で起きる問題の大半を「ミドが起こしていた」と証言している。

「彼は自由奔放な生き方をする人間だ。だが、ライフスタイルがあまりに悪すぎた。すぐに太り過ぎるし、いつも時間通りには現われなかった。決して、不愉快な人間ではなかったけど、彼がチームを去ると言い出した時はかなりピリついたね」

 03-04シーズン終了後にチェルシーへ移ったドログバは、プレミアリーグ史に残るストライカーへ成長。一方、ミドは、アニゴ氏が指摘する奔放すぎる性格が災いしてか、ローマやトッテナム、ミドルスブラなどを転々とし、その才能に見合ったキャリアを歩むことはできなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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