代理人がアヤックスとの交渉を明かす
アヤックスとの現行契約は22年6月末までとなっているタグリアフィコ。(C) Getty Images
アルゼンチン代表DFのニコラス・タグリアフィコが、2シーズン半過ごしたアヤックスから新天地へと旅立つ可能性が高まっている。
タグリアフィコは、4月24日に打ち切りが決まった19-20シーズンのエールディビジで24試合に出場し、3得点・4アシストを記録。抜群の攻撃力と激しい守備で貢献する不動の左SBだ。
現地時間5月26日にアルゼンチン・メディア『MUNDO ALBICELESTE』が報じたところによれば、タグリアフィコの代理人であるリカルド・シュリーパー氏は、同国のウェブラジオ『Radio Del Plata』のインタビューで、クラブとの交渉について次のようにコメントした。
「アヤックスと彼(タグリアフィコ)の去就を話し合い、移籍する許可を得た。いくつかのクラブからオファーを受けているが、移籍交渉が頓挫する可能性があるので明かすことはできない」
このコメント通りならば、今夏の移籍市場で小さくない注目を集める存在になるだろう。すでにアーセナルやチェルシー、バルセロナ、パリSGなどのメガクラブが、熱視線を送っていると伝えられている。
なかでも熱心なのがアーセナルだ。英タブロイド紙『The SUN』によれば、今シーズンは主に左SBとしてプレーしているイングランドU-19代表のブカヨ・サカを本来の左ウイングで起用するために、このアルゼンチン代表DFの獲得を望んでおり、2000万ポンド(約28億円)の移籍金を用意しているという。
以前からオランダ国外への移籍を希望していたタグリアフィコだが、念願のステップアップを実現することができるのか。今後の動向が注目される。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部