「同じオーラを感じる」マンU戦士と“バスケ界の神”とイブラヒモビッチの共通点は? 「勝つことに飢えろと…」

2020年05月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

人気ドキュメントで感化され…

スポーツ界屈指のカリスマ性を持っているイブラヒモビッチ(左)とジョーダン(右)。そんな二人の共通点をマンU戦士が明かした。 (C) Getty Images

 新型コロナウイルスによって、各国でロックダウン策が取られ、人々が自主隔離を余儀なくされるなか、ひとつのドキュメンタリー作品が人気を博している。Netflixで公開されている『マイケル・ジョーダン: ラストダンス』である。

 NBA界の神様と崇められるジョーダンと彼が所属したシカゴ・ブルズが優勝した1997-98シーズンの舞台裏に迫った同作は、本人はもちろん、数多くのチームメイトやライバルたちのリアルなコメントも紹介され、今月に公開されて以来、大ヒットとなっている。

 そんな作品に感化される人は少なくない。マンチェスター・ユナイテッドのジェシー・リンガードもその一人だ。彼は、ジョーダンのドキュメンタリーシリーズを見て、元チームメイトであるズラタン・イブラヒモビッチ(現ミラン)を思い出していた。

 2016年の夏に入団してからLAギャラクシーに移籍するまでの約2年で、公式戦53試合で29ゴールを挙げてユナイテッドを牽引したイブラヒモビッチ。その圧倒的なカリスマ性は、27歳のイングランド代表MFにも大きな刺激を与えていた。

 現地時間5月24日、中東のスポーツ放送局『beIN Sports』の取材に応じたリンガードは、ジョーダンとスウェーデンの巨星を、こう比較した。
 
「サッカー界のジョーダンなら僕はズラタンの名前を挙げなければいけない。彼はユナイテッドに来て以来、常にオーラを発していた。ズラタンはジョーダンと同じ勝利の考え方をしていた。僕らを駆り立てて、多くのトロフィーを勝ち取るための動機付けをしてくれた」

 さらにリンガードは、イブラヒモビッチとの日々を次のようにも振り返っている。

「彼には数々のビッグクラブでプレーしてきた中で得た勝利に対するメンタリティーがあった。あの時の僕やマーカス・ラッシュフォードは若かったし、そのメンタリティーを持っていなかったから、良いお手本になってくれたんだ。そして、僕らにもっと勝つことに飢えるべきだと教えてくれた」

 イブラヒモビッチが退団して以来、タイトルを手にできていないユナイテッド。やはりその影響力は計り知れないと言えそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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