クライファートを売却して3人を確保? ローマの補強計画の鍵は“敏腕代理人”の働き

2020年05月22日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

レンタル中のムヒタリアンは完全移籍か?

フリーでのローマ加入が取り沙汰されるミランのMFボナベントゥーラ。(C) Getty Images

 今夏の移籍マーケットにおけるローマの補強戦略は、敏腕代理人のミーノ・ライオラの働きにかかっているようだ。『Gazzetta dello sport』紙、『Corriere dello sport』紙、『Daily Mirror』紙などのイタリア・メディアが伝えている。
 
 まずローマは、アーセナルからレンタル加入しているアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアン(31歳)を残留させるため、アーセナルにオランダ代表FWユスティン・クライファート(21歳)を売却。そのオペレーションによる売却益とムヒタリアンの確保を狙っているという。

 また、クライファートの放出による戦力ダウンを防ぐため、エバートンに所属するイタリア代表FWモイゼ・ケーン(20)をレンタルで迎え入れたいようだ。
 
 さらに、ミランとの契約が今シーズンで切れるイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラ(30)をフリーで獲得する見込みだ。アタランタ、トリノ、フィオレンティーナからも声が掛かっているボナベントゥーラは、年俸200万ユーロ(約2億5000万円)の2年契約(3年目の契約オプション付き)でローマと契約する見込みだという。
 
 クライファートを売却しても、ムヒタリアンの残留、ケーンのレンタル加入、ボナベントゥーラのフリー獲得が実現すれば、ローマの財政と戦力の収支はプラスに傾く。これら4選手の代理人は、いずれもミーノ・ライオラで、このエージェントの働きがローマの補強計画の肝となりそうだ。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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