「ロッカールームから改革をもたらす」「他のMFと明らかに違う」ボタフォゴ首脳陣、本田圭佑に絶賛の声

2020年05月21日 カテゴリ

ブラジル現地紙がクラブ幹部の声を報道

新天地のブラジルでの活動再開を待つ本田。 (C)Getty Images

 ブラジルでは、新型コロナウイルスの影響で国内リーグが中断している。そんななか、ボタフォゴに所属する本田圭佑について、称賛の声が相次いでいる。

 先日は、3月分の給与を返上することを申し出、クラブはそれを断ったと報じられたが、首脳陣はその姿勢に感銘を覚えているようだ。

 現地時間5月20日付けのブラジル紙『LANCE!』によれば、元会長のカルロス・アウグスト・モンテネグロ氏は「明らかにほかとは違う男だ」と語ったという。

「この国に訪れた危機について、こんな時期にサラリーをもらうのは心地が悪いと話していたんだ。もし助けが必要ならば、クラブ経営を助けることも提案してきた。こういう文化は、我々にはなかったものだ」

 また、ボタフォゴの財政を管理するルイス・フェリペ・ネビス副会長は「まだスタートしたばかりだが、サポーターの期待は高いままだ」とコメントしている。

「ユニホーム販売も利益を出し、クラブの名前を世界に広める役割も果たした。出場1試合でPKの1ゴールを決めているが、まだプラン通りとはいえない。だが、いったいどんなプレーヤーならこんな行動をとれるのか、不思議でならないよ」

 さらに同紙は、クラブのカウンセラーを務めるパウロ・リベイロ氏も本田の精神面を絶賛している。

「私はまだ彼と付き合いは深くないし、多くのデータを持っているわけでもない。けれど、他のMFとは明らかに違うんだ。彼とアプリで話していると驚かされる。ホンダはすぐにプレーをしたいという意欲に満ちているし、そのためならばモチベーションを失うこともない。それに、若い選手たちに対しては、教育するものの立場で考えており、きっとロッカールームからクラブに改革をもたらすことだろう」

 本田といえば、自身のSNSでは様々な発信を続けていることが話題になっている。だが、サッカーに対する姿勢は、ボタフォゴにとって新鮮な驚きであることは間違いないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【本田圭佑PHOTO】ヘアスタイルの変遷にも注目!星稜時代の2005年から、2020シーズンまでを一挙大公開!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事