Jリーグ再開の方針発表は今月29日頃の意向。村井チェアマンが会見で言及

2020年05月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

22日の会議で専門家の提言を受けたうえで

理事会後にオンライン上で会見に臨む村井チェアマン。※写真は会議中のスクリーンショット

 Jリーグは5月19日、2020年度の「第5回理事会」を開催。その後にウェブ上で会見が行なわれた。

 14日に39県で緊急事態宣言が解除されるなか、Jリーグ再開の具体的な見通しについて、会見に出席したJリーグの村井満チェアマンは「しっかりと感染拡大をコントロールしないといけない。今回の理事会では再開日程の議論がなされたわけではない」と説明した。

 今後は、21日に行なわれる政府の専門家会議の発表を受け、翌日にNPB(日本野球機構)と共同で行なっている「新型コロナウイルス対策連絡会議」での専門家の提言を受けたうえで、再開の議論を進めていくという。

「22日のタイミングで再開の具体的なプランを決定することは、現実的にはしないつもりです。方針を決めても、そのあと翌週にかけて選手会やクラブとの協議も必要ですし、実行委員会での確認も必要となります。ステークホルダーとのすり合わせに1週間程度はかかるとみているので、29日頃をめどに我々としての方針を発表出来ればと思っています」
 
 一方で、再開に向けた具体的な話も進んでいる。練習再開についてのガイドライン作成は最終段階にきており、クラブとの協議の末に発表する予定だ。選手の検査体制については難しい部分も多いという。

「世の中の検査のキャパシティによるものだと思っています。PCR検査に加え、抗原検査、抗体検査などいろいろな情報を聞いて、精度の高いものをさまざまな組み合わせて検討したい。ただ、国民に検査が行き渡るまでは、我々だけ特別ではいけない。現実的にはクラブ単位などで独自に検査を行なう、リーグとしては健康管理を徹底するという部分になってくると思います」と説明した。

 Jリーグは22日に行なわれる「新型コロナウイルス対策連絡会議」後に会見を行なう予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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